過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

薪からセシウムが

春野町でアクセサリーつくっている一家を訪問した。お子さんは9か月の赤ちゃん。古民家を改修した借家で、薪ストーブと囲炉裏があった。囲炉裏があるのは、すばらしい。でも、もう囲炉裏は使わないという。

理由は放射能。赤ちゃんがいるので、灰を検査してもら囲炉裏の灰を検査してもらったところ、セシウム濃度が1キロ当たり720ベクレルが検出されたという。樹皮に放射能が付着していたのだろう。しかし、この静岡西部の春野町でも、そんなに放射能が検出されるんだ……。

薪にして燃やした灰には、かなりの放射能が残ることになる。福島県二本松あたりじゃ、住宅の庭で保管されていた薪を薪ストーブで燃やしたところ、灰から1キロ当たり4万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたという。

ぼくはというと、毎日、ドラム缶風呂で焚き火している。燃える炎を眺めては1時間くらい瞑想している。また、自作のロケットストーブで、薪でお湯を沸かしている。かなりのセシウムを摂取しているのかもしれない。まあしかし、薪を燃やすのはやめる気がしないが。