過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「北遠山里めぐり」という企画

「北遠山里めぐり」を来年の3月に企画している。土日の2日間だけ、都市部の人たちが、北遠の山里に暮らしている人たちを訪ねて、交流を深めてもらおうというもの。▲いわばギャラリーめぐりのような感じで、アポも必要なく興味のある家を自由に訪ねてもらう。むかえるほうは、庭や軒先、あるいは家にあがってもらって、いろいろとお話しをしていただく。

ポイントは「人めぐり」。多くの人は、観光だけではなくて、やはり人との出会いが楽しい。その人の生き方、こだわり、暮らしぶりを知ることで、豊かな語らいが生まれていく。そして、この企画が山里を訪ねるきっかけになり、都会と山里の交流が活発になっていければよいと思っている。

北遠というと、ものすごく広いので、次の3つのエリアに分けた。3月16.17日……旧天竜市/3月23.24日……春野町 /3月30.31日……佐久間町、龍山町、水窪町。▲今回は、「アーティスト・手仕事人、田舎暮らし&食めぐり」がテーマ。▲アーティストというと、たとえば陶芸、彫刻、絵画、彫刻……。▲手仕事人というと、たとえば鍛冶、炭焼き、染色、木工、竹細工……。▲田舎暮らしというと、移住してきて田舎暮らしを楽しんでいる人。▲食というと、たとえば食事、和菓子、洋菓子……。

ちなみに、春野町では今年の6月と昨年の12月の2回、「春野人めぐり」として、オープンハウスを実施した。今年の6月には、のべ1500名もの人が来訪。わがやだけでも、3日間で100名の方がこられた。この12月にも3回目を行なう。地元の新聞などにも取りあげられて、村おこしのいい起爆剤にもなりつつある。

今回は、浜松市の「創造プロジェクト」という企画に採択され、行政からの補助をいただけることになった。おかげでホームページ、チラシ、小冊子、マスコミへの広報など、いろいろと広報の手を打てる。

参加する家にご負担をおかけするのは、開催日当日、お客様をおむかえすることだけ。といって、特別にお茶を出したり、ということも必要ないと思います。普段どおりにお仕事をしていだいて、あたたかくお相手をしてくだされけばいい。▲……ということで、いまそのためのネットワーク作りの日々。