過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

となりのおばあちゃんが大好きなラン

うちのランは、となりのおばあちゃんが大好き。おばあちゃんも、可愛がってくれている。ぼくが留守のときなど、ランの様子を見にきてくれる。ランの散歩のたびに、野菜をいただく▲普通のおばあちゃんだけど、すごい。愚癡も文句も言わない。たんたんと暮らしている。腹がすわっている▲80歳になる。山奥の村から嫁いでこられた。かつては牛を飼い、ニワトリを100羽も飼い、蚕を飼った。いまでもお茶を栽培し、畑仕事をされている。
山里のお年寄りは、よく畑仕事をしている。収穫して稼ぐわけではない、自分の食べる分だけ。でも、精魂込めてきちんと栽培している▲体を使うので元気だ。足腰がしっかりしている。土に触れ、陽の光を浴び、おいしい空気がある。畑にいると、いろいろな人が通りすがるので、立ち話ができる。そしてまた、人の輪ができる。