過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

上から目線について

上から目線、という言葉がよく聞かれる。▲相手から受ける、見下すようなものの言い方や雰囲気をさす。「おれのほうが詳しいし、正しい。教えてあげている」というような高飛車な雰囲気か。 「くっそー、なんか偉そうだな」と、相手に反感や不快感を与える。

上から目線の態度だと、どうして不快で引っ掛かりを感じるのだろうか。▲おたがい対等のはずなのに、上から物を言われると不快だ。あんた何様? ということになる。相手がほんとうに偉かったり、得意先で立場が上だったりすれば、問題ないんだろうけど。

仕事のクセでそうなっている人もいる。許認可をあたえる役所の人だとか、ながいこと管理職をやっている人だとか。学校の成績が優秀な人にも、見られる。▲「おれはえらい、優秀なんだ」と思っているから、か。でも当の本人には、無自覚なことが多い。

言っていることが正しくても、相手にこの上から目線の態度があると、受け取りにくい。営業なんかやらせたら、ぜったいに売れない。コミュニケーションがうまくいかないとき、なにかヘンだなというとき、この要素があると思う。▲そもそも、どうして上から目線になってしまうのだろうか。▲じつは本人は不安で自信がないために虚勢をはってしまうので、上から目線になるのだろうか。そして、上から目線だとどうして不快に感じるのか、──このあたり、すこし探求してみよう。