過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

友人がインドに旅をするというが

友人がインドに旅をするというので、相談に来た。デリー〜ラダック〜バラナシというコースで、インドは初めてだという。▲いまの季節、酷暑だ。デリーなどは40℃を超えることもあろう。そのうえ雨期で水浸し。くるぶしまで水が使ってものすごく不衛生だよ。▲さらには、ラダックは標高が3千〜5千メートルもある。それをいきなり飛行機で行くとなると、高山病にかかってたいへんだよーと伝えた。

40℃を越えると、10メートル歩くのでもヘトヘト。車の窓を開けたらドライヤーのような熱風が吹いてくる。そうして、ラダックに行けば、こんどは寒くてダウンジャケットが必要になるんじゃなかろうか。▲インドと一口にいっても、なにしろヨーロッパ大陸のように広大だ。ヒマラヤは極寒だし南インドは酷暑だ。

その友人がインドに着いたようで、昨夜メールが届いた。▲「まず暑さに参った。初日は動き過ぎて、歩いていて足がつりそうになった。ズボンをよく見たら、汗で白く粉が吹いている。部屋の天井ファンは止められず、部屋に窓がない。▲外で動く時は、ただ歩くだけでも肩で息をしてしまう。埃で喉が痛くなってきた。体調が悪いと、しんどいことが受け入れられなくなる。どうも私はインドに2度と来ようとは思わない気がしている」と。

う〜ん。相当にまいっているようだな。暑さと寒さ、そして蚊と蠅と牛の糞。次から次へとなんとかだまくらかそうとする山賊みたいなインド人との対応に、へとへとになるだろうな。▲でも、体力と気力があれば、それこそ五感が冴え渡るものすごい新鮮な体験の連続だ。