過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

怒りと腰痛

ふりかえるとわたしの腰痛の要因は、ストレスにあったと思う。蓄積された不満、鬱憤、すなわち「怒り」にあったのではないかと思う。

カッとしたりムカつくという「怒り」の背後にはあるもの……。それは、「いまを受け入れられない」「相手を、自分を受け入れられない」ってことなんだと思う。

あるいは、「自分は被害者だ」っていう気持ちが背後にあるかもしれない。「こんなに苦しんでいる、つらいんだ」という叫び、か。

こういうとき、「自分は腹が立っている」「こうしてもらいたい」と怒りを表現したり、しかるべき人とやりとりできればいいけど、たいがいは無意識に抑えてしまうことが多い。

怒りは、心とからだが発しているエネルギーだから、ぐぐっと抑えつけられると、どこかにはけ口を求める。バランスをとろうとする

すると、どこか弱いところ、ひずんでいるところに向かう。それが他人に向かえば弱い者いじめになったり、八つ当たりになったりするのだろう。

そうして、怒りは同時に自分自身に向かう。からだは正直で、硬くなる。呼吸も浅い。わたしの場合には太ももの筋肉がぱんぱんに張れて重心が上に上がっていた。

やがてどこか弱いところに大きな歪みがくる。それがわたしの場合には、ものすごい腰痛となって現れたのではないかと思う。