過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

過疎と定住促進

これから山里で起きていく空き家処分の事例

これから山里で起きていく空き家処分の事例。①高齢でひとり暮らし。子どもは山里から離れて帰ってこない。認知症が進み、養護施設に入ることになった。②子どもにとって、家の管理は手間。風を通したり草を刈ったり。まちなかから来るのは大変。家は住まない…

山里は高齢化で看とりと見送りのフェーズに入っている

建物を買うことにした。ここから徒歩1分のところにある。とっても日当たりのいい平屋。座っているだけでここちよい場所だ。建物の所有者も知り合いだった。しかし、そこは借地。借地料を払い続けるのは、つまらない。建物の購入と合わせて、土地も買いたい…

すごい90歳であった

林業家の鈴木末吉さん(90歳 春野町)の取材。実際に木を伐るところ、梯子で木に登るところを撮影したいということで、お願いした。だが、あいにくの雨。梯子で登るのは危ない。ヒノキをチェーンソーで伐採してもらった。カッコいい。これまで何万本という木…

地元とまちなか子どもたちが遊べるようになる。なにかいい方法がないかなあ。

山里の冬のキャンプ場は家族連れでいっぱい。ソロキャンプ、家族キャンプは、ブームではなくて、文化として定着したと思うほど。 山里には子どもがいない。遊ぶ仲間がほとんどいない。しかし、キャンプ場には子どもたちがいる。 このあたりうまくマッチング…

そうだ!とひらめいた。 「森のようちえん」づくりだ。

介護施設を経営してやっと2年。デイサービスとともに保育事業もしている。利用者は数名と少ない。そこが、ゆったりとケアができて、のびのびとした魅力ではある。ド素人が始めてよくやってこれたものだ、と妻とともに感心する。とともに、さてさて、これか…

山里の物件は安い。借りるよりも買うほうがいいのだが。

こちらも別の最近の移住相談の事例。いろいろな事例をもとにして探求するのが性分なので。①山里の物件は安い。だから、借りるよりも買うほうがいい。借りた時、家主から「出て行け」と言うと出ていかなくちゃならない。補修費などかかる。賃貸だと、腰を入れ…

きょうも田舎暮らしの相談に来られる

きょうも新たに移住相談に一家が来られる。子どもは二歳。こういう山里で育てたいという。そこですこしまとめた。 ①山里には、空き家はある。しかし、なかなか貸してくれない。借りても家の改修が必要となる。雨漏りだけでも多額な費用がかかる。 ②数百万円…

もしかして林業の可能性が

山里の過疎化の勢いが止まらない。この山里だと、過去10年で人口減は20〜25%。これからは30〜50%以上になるだろう。そのうち集落は消滅していく。 そうなると、どんどんと暮らしにくくなる。老朽インフラの修復ができなくなる、バス路線なくなる、保育所や…

田舎暮らしめぐり

シンディさん、あそびにきました。田舎暮らし巡りのスタートは、そば処一休さんから。帰ったらあかりとお絵かき。

移住相談 人めぐりの旅となる

移住相談を受けて、あちこち案内した。空き家がどこにあるか。しかし、暮らしのありようが大切。そこにどういう人がいて、どんな暮らしがあるのか。そこが肝心。ということで、人めぐりの旅となる。山奥の別荘地、さらにまた山奥の陶芸家などを訪ねた。みな…

いのちを大切にすることを現実に実践しておられる

コロナの予防治療薬イベルメクチンのことで、志村さんが来訪。 いのちを大切にすることを現実に実践しておられる。いのちは大事、エコロジーだ、生物多様性ということは、語ることができても、現実に実行するのはとても難しい。 とてつもなく体力・気力・エ…

その損害賠償が1400万円というのだが

愛犬(ラブラドールの大型犬)が、よろこんで両足をかけたところ、おばあちゃんが転倒して骨折。その損害賠償が1,400万円という。現金がないので、土地と家を売却して損害賠償に充てるという。 土地と家を売却してしまったので、愛犬とともに暮らす家がない…

子どもたち、お年寄り、地域の人、障害をもった人、多世代が交流できる広場。

──うーん、これだとあかりはストレスだなあ。 で、隣を見ると女の子たちが楽しそうに、ままごとをしている。それを見ているあかり。そこでおとうちゃんの出番。 ──じゃあ、こんどはお姉ちゃんたちと一緒に遊ぼうか。二人を連れて行って、「一緒に遊んでくれ…

山里にいる 普通なのに普通じゃない すごい90代 書き始める

「山里にいる 普通なのに普通じゃない すごい90代」というタイトルの原稿を書き始める。出版社は、すばる舎から。 主に春野町に暮らす90代の方。どんな暮らしぶりをしているのか、それを描く。 お年寄りばかりで、もうほとんど衰亡しかないお先真っ暗な過疎…

過疎地の山里はお年寄りばかりなんだけど、深い出会いが

すごい雨と稲妻、雷の中、山里に暮らす90代の方々を訪問。きょうもまた魅力的な出会いであった。出版社(すばる舎)の水沼さんと、カメラマンの内山さん同行。1枚目:ぽつんと一軒家みたいな森のなか、ひとり暮らし中田俊子さん91歳。2枚目:タバコ吸うすが…

山里に暮らす90代の方の本作り

山里に暮らす90代の方の本作りで、出版社(すばる舎)の水沼さんと、カメラマンの内山さんと次々と訪問してインタビュー。明日も、3人の訪問予定。みなさん、それぞれ個性的ですごい人ばかり。1枚目:和紙と人形づくりの大城忠治さん91歳2枚目:林業家の鈴…

いろいな脳があって、その脳のありようによって生き方がちがってくる

いろいな脳があって、その脳のありようによって生き方がちがってくる。 大きくは「奴隷脳」と「経営脳」。 「奴隷脳」。自由はないが安定を求める。ぼくはサラリーマン生活を12年やっているので、これだった。上司の評価を気にする。「やってる感をだす」の…

「身内みたいな」という言葉がある。

「身内みたいな」という言葉がある。親友なんだけど、より家族に近い関係だ。 先日も身内みたいな友人たちが集まって誕生パーティーを行った。それぞれ祝い合う。あかりも今月末が誕生日だし、友人も来月が誕生日である。一緒に食事をして雑談をすればいい。…

三界は安きこと無しなお火宅の如し

頻発する自然災害のおおもとは地球の温暖化にあるのだろう。それは、二酸化炭素の温室効果ガスによるものと思う。 温室効果ガスの温室効果のおかげで、地球は、人間が暮らしてきた。しかし、急激な経済成長によって温室効果ガスが増え続けて、地球環境は破壊…

空き家のマッチングの仕事の可能性

いま山里は空き家だらけ。かなり加速度的に増えている。あこちもこちらも。あと数年したら、それこそ集落がなくなるかも。 ということで、次のような仕事の可能性もないことはないか。ま、地域との付き合いとか、ハードル高いけれども。-------------------…

山里の遊び場 情報交流の場を

ホタル公園で遊んでいた兄弟に声をかけた。「うちの子もまぜてねー」「いいよー」あかりは、わりと物怖じしないで自然と交流していけた。4人で、しばらくタイヤのブランコで遊んでいた。「ちかくに川があるので、そちらで水遊びしようか」みんなで気田川に…

過疎の山里で、元気に普通に暮らしている90代の方の本作り

過疎の山里で、施設に入らず家で元気に普通に暮らしている90代の方。その暮らしぶり、これまでの生き方、体験からにじみ出た光る言葉をみつけていこうとする企画。 こういう企画はおもしろい。けれど、ボランティアというか趣味というか、ビジネスにはならな…

多額の損害賠償が発生。今住んでいる土地を売却して充てるというご夫婦

愛犬(ラブラドールの大型犬)が、よろこんで両足をかけたところ、おばあちゃんが転倒して骨折。その損害賠償が1400万円という。現金がないので、土地と家を売却して損害賠償に充てるという。土地と家を売却してしまったので、愛犬とともに暮らす家がない。…

電磁波過敏症 シックハウス症候群

電磁波過敏症の娘さんのことで、その父親が相談に来られた。電磁波がきつくて、まちなかでは暮らしていけない。そこで山里で電磁波の影響が少ないところを探しているという。 あちこち案内したのだが、過疎地といえども、道路に沿って送電線がある。電柱はあ…

春野にプレーパーク作り あくまで、子どもが楽しく遊べる空間づくり

子どもがワクワク冒険していく場を作っていく。 子育ては親だけではたいへん。ほんらいは、両親、きょうだい、祖父母、親戚、そして地域で子どもを見守り育ててきたものだろう。 ところが、過疎の核家族ではとっても難しい。とくに移住者など、ちかくにじじ…

デイサービスの事業と編集と両輪で動きだす

90歳を越えて、たくましい暮らし。本人は全くフツーであたりまえとして、淡々と日常を送っている。が、はたからみるとたいへんな驚異。たとえば、①地域の要となる商店をひとりで経営している98歳の女性。②10メートルもの高さの木に登って枝打ち、太さ1メート…

子どもがワクワク冒険できるプレーパーク

子どもがワクワク冒険できるプレーパークをここの施設の敷地(300坪)に作る。できれば、田んぼと畑も近くに。多世代交流の場にも。親子の交流の場になる。木登り、スラッグライン、ボルダリング、秘密基地、小屋、竹のジャングルジム、穴掘り、焚き火、炭焼…

競売物件の閲覧室に立ち寄った

裁判所に用事があって出かけた。帰りがけに、競売物件の閲覧室に立ち寄った。物件情報をパラパラと見ていた。おや、こんなすてきな古民家が最低落札200万円、おお、こんな山の中の広大な森が、おや、神社付きの古民家とはおもしろそう……。現況調査、聞き取り…

きょうは助成金の企画書づくり

激しい雨と嵐。あかりもいないので、事務処理に集中できる。きょうは助成金の企画書づくり。 「高校生と作る天竜の魅力AtoZ」(三菱みらい育成財団)「山繭の伝承と魅力発信」(ポーラ伝統文化財団)「異文化での暮らし方・付き合い方」(多文化共生国際交…

ここの暮らしを深掘りしていくしかない

思えば移住して10年。2011年の2月3日に東京から春野町に引っ越し。3月11日。この山里でもゆらりと揺れた。すこしめまいがした。 そうして、原発の爆発、放射能の噴出と降り注ぎ。東京脱出してよかったんだなあという思いがあった。こちらの山里でもお茶など…