過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

祭・伝統・ワザ

「川合花の舞」と「勝坂神楽」

きょうは夜から佐久間町に伝わる「川合花の舞」を観に行く。夕方から明け方の4時くらいまで、夜通しで舞が奉納される▲冬に行われるいわゆる「霜月祭」の流れで、太陽の光が次第に弱くなっていく中で、ふたたびエネルギーを満たそうという神事らしい。「死と…

大鹿村歌舞伎

飯田の今田人形座を観た翌日は、長野県下伊那郡の大鹿村に移動。途中の道は、南アルプスを望む美しい景観。広葉樹がいっぱいの森が朝日に輝いていた▲着いたのは9時前。しかし、すでに整理券は配りおわっていた。朝の3時から並んでいる人がいたのには驚いた。…

飯田の今田人形座に出かけた

ということで、仲間4人で出かけた南信州の旅。まずは、飯田の今田人形座。これは、大宮八幡宮秋季祭礼に奉納される神事である。境内にある建物で行われる。照明はロウソクの灯りだけというのが、すばらしい。人形を扱うのも、大夫も三味線も、みんな村人。た…

祭の打ち上げにコンパニオンが6人も

地域の秋祭りも終わった。ことしは全く参加しなかったけど。この地区は、自治会費は毎月、3千円〜5千円くらいと高額だ▲さらに祭ともなると、子ども連だの中老だの寄付の依頼がきて、自発的な寄付だけど、1万円くらいはかかる。三年前にこの祭の裏方に参加し…

浦川歌舞伎に行ってきた

浦川歌舞伎に行ってきた。佐久間町の浦川で150年の歴史士のある農村歌舞伎だ▲演目は、『傾城阿波の鳴門』(けいせいあわのなると)、『白浪五人男』(しらなみごにんおとこ)、『与話情浮名横櫛』(よわなさけうきなのよこぐし─お富さんと切られの与三郎の話…

紙漉き職人の大城さん

「阿多古(あたご)和紙」をつくっている大城忠治さん。先日、ご夫妻で訪ねてきてくださった。お土産に、ヨモギと楮(こうぞ)でつくった手製の和紙と、ダンボール箱いっぱいの野菜をいただいた。ことし83歳。この笑顔がいいね。一緒に山を歩いていると、ひ…

新宮池の祭

夕暮れが近づくと2隻の小舟がお囃子とともに池に漕ぎ出す。闇の中、池の上にお囃子が響きわたり、花火が打ち上げられた。20日は、「ほくえん歴史民俗研究会」のオフ会で、春野町和泉平の新宮池の祭の日に行った。新宮池は標高500mの山頂から湧き出る水を…

ほくえん歴史民俗研究会を立ち上げ

郷土史家の木下恒雄さんの家を訪れては、北遠の歴史、民俗についていろいろと教えてもらっています。たいへんな博識で、歴史資料もよく読みこなし、さらには実際にいろいろな方に出会って話を聞いて資料を集めておられます。そのきちんと整理された書斎も、…

いつか農機具博物館みたいなものに

どこの山里もそうだろうが、ここの地区もお年寄りばかりになっている。今夜は、近くのお年寄りが亡くなってお通夜に行く。この山里に越して二年だが、この間に、地区の葬儀に出たのは10件は超える。▲お年寄りが亡くなったり、後継者がいなくて、農業や製茶業…