過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田畑と森

「農的暮らし」の実践者たちとの交流会 ラブファーマーズ・カンファレンス開催(浜松市春野町)

「第4回ラブファーマーズ・カンファレンス」が8月31日〜9月2日、浜松市天竜区春野町の野外施設「春野山の村」で開催された。2015年から、毎年、春野町の同会場で開かれてきた。「農的暮らし」の実践者たちと、その一歩を踏み出そうと願っている人たちが、交…

米粉の活用法

米粉の活用法を考えている。これは、妻が米粉で焼いたパン。もちもちして、おいしい。米粉を活用していくのが、これからの課題。パン、ピザ、ケーキ、お菓子など。さらには、ポン菓子機(穀物膨張機)も導入する計画。ポン菓子とシリアルバーなどを作る。子…

早起きして2時間のブルーベリー摘み

早起きして2時間のブルーベリー摘み。日中の暑さではできない。朝の6時からの作業。山の斜面というのは、湿気が強くて身体は疲れる。さらに、実が枝の上の方にあるので、上を見ながらの作業で疲れる。摘んだときポロポロと手からこぼれ落ちるので、大きな…

傘を持ってブルーベリー摘みに行く

傘はさすもの。雨よけ・日よけのときが出番だ。けれども、逆に使う方法もある。「受け皿」として使うのだ。あるいは、柄でなにかを引き寄せるなど、使いみちはたくさんある。ということで、今朝は、傘を持ってブルーベリー摘みに行く。朝の6時に出発。山の…

自分にとって迷惑な生き物は、つぶしても、殺してもへっちゃら

ぎーーーす、ちょん。ぎーーーす、ちょん。草むらの中、あちこちで、鳴き声がする。 あかりをつれて、川の畔を散歩する。 ──なんの音? ──キリギリスだよ。 ──どこにいるの? ──草の中だよ。 ──どこどこ。みたい。とってー。 というので、つかまえて、「ほら…

今年で5回目の草刈り

借りている空き地と畑300坪の草刈り。40分で完了。背負い式の草刈機で、二枚刃の威力。今年で5回目となる。田んぼやブルーベリー園などの分を入れると8回目かな。まだ1,000坪分の草刈りがある。こちらは、自分の敷地なので、後回しにする。筋トレと思って…

コクゾウムシ退治

炎天下に玄米を広げてコクゾウムシ退治。あかりもお手伝い。この時期になると米袋の中で、大量のコクゾウムシが発生している。もともと稲についていたものが、暑くなると繁殖するのだ。まったくま無農薬米なので、発生する。というか、稲の収穫の段階でつい…

朝から、土木作業

借りている田んぼと畑のある集落で、朝から、土木作業。メンバー6名で参加。大雨のために沢から土砂が流れ込み、水路が詰まってしまう。田んぼに水が行かなくなる。土砂を救って運ぶ作業。こうして集落で作業する時に、連絡してもらえる付き合いがたいせつ…

ほとんどがスギ・ヒノキばかりの森だった

いまスギ・ヒノキの販売価格は1本1300〜1500円くらいだという。木を伐れば伐るほどに赤字になる。スギを60年間育てるためには、地ごしらえ(植栽準備)、植栽、下刈り、枝打ち、間伐などの作業がある。1本あたりの経費はおそらく2,000円くらいになると聞く。こ…

きょうも草刈り。わがやの草刈り。道の草刈り。

いかにして撤退していくか。それが難しい。攻撃と拡大は勢いがあってすすむ。楽しい。昂揚感がある。しかし撤退となると、これは至難。執着も強いしね。太平洋戦争の日本軍がいい例だ。戦線拡大して、勝った勝った、どうだみたか。すごいだろ。しかし、やが…

つらいぞ。草刈り。筋トレと思って。

事務所まわり、今年4回目の草刈り。200坪を40分で仕上げた。背負い式の草刈機での高刈りと二枚刃なので、おそらく普通の人の倍のスピードだと思う。しかし、自分の家の敷地、栗畑、ブルーベリー園、さらには田んぼなど、おそろしいほどの草が茂る。これから…

利益をあげようとしたら、付加価値をつけなくちゃ、やっていけない。しかし、人手不足と。

奈良で農業を営んでいる友人から電話があった。学生時代の数少ない友人の一人だ。奈良の山里で農業を営んでいる。こんなやりとりだった。田舎で農業で金儲けしようとしたら、無理だ。お米なんて、とてもとても……。利益をあげようとしたら、付加価値をつけな…

しばし笛を吹いて気分転換をはかる

頭が疲れると、ここにくる。事務所から徒歩3分。この池には気田川の清流が流れ込み、6月になるとホタルが舞う。しばし笛を吹いて気分転換をはかる。アイランド笛と簫(Xiao)という1メートルもある中国の長い笛を練習している。

農業の一年の冊子作り

この3日間は、農業の一年の冊子作り。せっせと32ページ。写真は150枚の配置。なんとか完成。ふりかえると、無農薬の田んぼ、よくやってきたなあと感慨深い。Mさん来訪。手作り味噌を持ってきてくださる。そして、たのしい仏教談義。仏教や宗教の話になると…

山里に不動産がたくさんあっても、いいことはない

山里に不動産がたくさんあっても、いいことはない。農地など二束三文。売るのは無理。もらってくれる人もいない。ただ、農地は固定資産税はほとんどかからない。しかし、草刈りなど管理がたいへんである。きょうの来訪者は、土地の相談ごと。Aさんは、山里に…

「楽舎の学校」がスタート

「楽舎の学校」がスタート。参加者は春野の地元・まちなかと市外から半々。遠く愛知県からも参加してくれた。会場は、春野ふれあい公園の研修室。参加者の多彩な顔ぶれ。……鍼灸師、気象予報士、カヤックと和紙作り、神社の神主、過疎地の便利屋さん、美しい…

後継者を求めている。お茶農家から相談を受けた。

後継者を求めている。お茶農家から相談を受けた。そこは集落全体で、有機農法でお茶を栽培している。完全無農薬。輸出がメインということもあって、増収増益である。その集落のなかのお茶農家が、後継者を求めている。広さは1ヘクタール。機械も道具もすべ…

春野の畑で青空キッチン さて施設をどう作るか

いま企画しているのが「春野の畑で青空キッチン」。ポイントは「食べる」こと。「畑で調理して食べる」こと。みんなで収穫して、その場で調理して食べられる。土づくりから、栽培、収穫、調理のプロセスを一貫して体験できる。まちなかの人も、農業体験とし…

粉砕した草木のチップを5杯、畑に運んでもらう

どどおーっとダンプで下ろす。もわあーっ湯気が立つ。あたりに、柑橘系の甘い香りがする。発酵しているからだ。そのままほうっておくと、どんどんと発酵が進んで発火するときもあるという。それらを一輪車で畑にまく。4トン車で、粉砕した草木のチップを5…

「春野の畑で青空キッチン」という企画

「春野の畑で青空キッチン」という企画をしているところ。これまでやってきた、無農薬田んぼと畑の新しい基軸なりそう。「食」を通した交流。畑でとれた野菜をその場で調理して、みんなで食べられるところがポイント。種まきから収穫。野菜育てから食まで、…

「春野の畑で青空キッチン」の打ち合わせ

「春野の畑で青空キッチン」の打ち合わせ。こうしてすこしずつ、かたちになっていく。いろいろな仲間を巻き込んで、企画を詰めていくのは楽しい。ハウスを移築する。日干し煉瓦を作る。カマドを作る。石窯作る。こんな野菜つくる。あんな野菜作る。協力者と…

本質的な生き方に語り合える仲間がいて、それでいて組織的な縛りのない自由な仲間、ネットワーク

この山里の友人に、クリスチャンの家族がいる。きょう訪ねた家は、ハレルヤコーラスを練習しておられた。クリスマスで歌うから、と。またある家族は、作品には必ず聖書の言葉を記している。 ほかにも真如苑、創価学会、立正佼成会、天理教、御嶽教、聖成公倫…

どういう人が成功しているのか。あるいは、失敗例。さまざまな支援制度の活用法。

山里には耕作放棄地がひろがる。安心・安全の有機農法はおもしろい。畑をやりたい。田んぼをやりたい。お茶をやりたい。指導してくれる受け入れ農家もある。可能性はたくさんある。けれども、ただちに暮らしていけるはずもない。経験の蓄積、ワザの習得、販…

ブータンでや東ティモールでの有機農業の指導

先日の東京国立市でひらいた「田舎暮らし入門講座」には、御園さんも来てくれました。ブータンでや東ティモールでの有機農業の指導、ヨーロッパのクラインガルテン、ロシアのダーチャのことなど興味深いものでした。そして国立市で陸稲を栽培して収穫された…

ブルーベリー園の下草刈りと剪定

楽舎のブルーベリー園の下草刈りと剪定。こちらには、200本のブルーベリーがある。Y君が草刈、Iさんが剪定してくれた。まだまだ終わらないけど。こちらは、山の上で沈む夕日がたいへんに美しい。春にはワラビが繁茂する。ウドもある。サクラも咲く。すぐ近…

本部と現場を分けること

田んぼをどうしようかという悩みはつづく。縮小するか。撤退するか。収穫は考えずに、農業イベントとして主に展開するか。しかし、このままでは、ぼくの動きが取れなくなる。ぼくの性質、体力、これまでをよく知っている親友たちは、「撤退の一択のみ」と言…

田んぼのこと、いろいろ悩んで行ったり来たり

田んぼのこと、いろいろ悩んで行ったり来たり……。せっかく耕作放棄地をよみがえらせて、田んぼを復活させた。このままの自然農法でいきたい。仲間も増やしたい。しかし、収穫量はがっかり感が大きい。経費もかかりすぎ。冬水(ふゆみず)田んぼで、どこまで…

ほたる公園とわさび田

春野にほたる公園がある。ホタルが現れるのは、毎夜の楽しみ。うちの事務所から徒歩3分のところ。その水利の問題は、こちらに書いた。 http://d.hatena.ne.jp/ichirindo/20171114/1510625674こちらの集落には、田んぼがない。しかし、現状、河川から水を引い…

田んぼや畑づくりよりも、まあこちらがやはり本業

編集の仕事は、20年くらいしている。仏教書と医学書がメインである。ときに編集だけ、デザインのときもある。みずから著者になりかわって書くこともある。まったくのド素人ではじめたことだ。出版社にいたわけでもない。いつもことだが、思いつき、ひらめき…

こんな家づくりがある

この動画、びっくりした。すごいなあ。 みんなでつくつてみたらおもしろいね。山里には、土地も素材もふんだんにあるから。https://twitter.com/twitter/statuses/935434443036139520