過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

仏教

村上老師と歌舞伎に

「ああそうだ、池谷さん。券をもらったので、歌舞伎にいかんかね」と老師からお誘いを受けた。歌舞伎は高価なので、ぼくはいつも劇場の最上階、一番後ろにある「幕見席」だ。役者の顔などはっきりと見えない。老師と行ったときには、舞台からわりと近い席で…

日蓮宗妙厳寺での唱題行が突破体験に

夕方、暗くなった本堂で行われた。はじめに、坐禅。10分くらい。そして、ゆっくりと太鼓の響きにあわせて、南無妙法蓮華経と唱題が始まる。 ゆっくりの唱題が、だんだん速くなっていく。そして、すごく速くなる。あらん限りの声で唱え続ける。そうして、すこ…

霊的な力のあるという紙田さんを訪ねた

霊的な力のあるという紙田さんを訪ねた。友人は、半年前に亡くなった父親の供養をしてもらうため。ぼくは、好奇心だけでついていった。(これは20年くらい前の話)お会いしたときは、紙田さんは84歳。尼崎市にある木造アパート暮らし。廊下を歩くと、ギシギ…

パネリストとして村上光照老師の思い出

遠いしどうしようかなあと迷ってたけれど、こちらに出ることにした。田口ランディさんの司会のもと、パネリストとして村上光照老師の思い出などを語らせてもらうことになる。老師の本の出版は、いろいろ出版社にギリギリのところで断られ、宙に浮いている。…

秋田に取材 道を間違えて間に合わない?

秋田に取材の仕事。寒い2月のことだった。行き先は秋田の大館市。13時に訪問のアポ。そうすると、朝の5時前に家を出て掛川駅に車を置いて新幹線。そしてモノレールで羽田。飛行機で大館能代空港。こんな山里に暮らしていても、なんとかいける。 当日、あた…

いちりん楽座の開催。 池田大作著『人間革命』を読む。創価と戦後史。

いちりん楽座の開催。池田大作著『人間革命』を読む。創価と戦後史。 『人間革命』を素材に、戦後どのようにして創価学会は発展していったのか。それを戦後史、占領政策を背景に読んでいく。 ▽1月17日(水)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)参加費無料 どな…

本日、いちりん楽座。 テーマは「歎異抄を読む」

本日、いちりん楽座。テーマは「歎異抄を読む」世間は休みだし、本日も「いちりん楽座」開催する。 1月8日(月)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)参加費無料 参加ご自由 途中入退室自由 顔出し自由アプリ GoogleMeetGoogleのアカウントがあれば参加可能。ス…

ベトナムの寺院「天恩寺」にドゥ・ティエン師が入られた

浜松のベトナムの寺院「天恩寺」にドゥ・ティエン師が入られた。先日、入国管理でビザを申請したところ、布教師として正式に来日。とりあえず一年の滞在のビザであるが、次には5年の予定。やがては宗教法人を申請のサポートをさせてもらうつもり。 ▽天恩寺…

インド哲学と日本仏教について話してほしい

──こんど、インド哲学と日本仏教について話してほしい。 「いいよ。はじめにガネーシャについて説明しようか」 ──ガネーシャは、日本では聖天さんとして信仰されている。いわば秘仏。なかなか怖い神さまの部類。 「日本だと怖い神だけど、インドではもっとも…

いろいろな宗教者がやってくる。エホヴァ、真如苑、創価学会

いろいろな宗教者がやってくる。 こないだはエホヴァの人。一昨日は真如苑の人。先日は、創価学会の人。 ▽ 二俣で山高帽とスーツ姿で人参を買っている方がいて、「おや、なにかめずらしそう人だなあ」と声をかけた。お互いに顔を見て「おや!」。10年ぶりの…

オン・ライン・プラクティス  マインドフルネス プラムヴィレッジから

オン・ラインリトリートマインドフルネス そしてカタリバ南フランスのプラム・ヴィレッジと日本をつないで、リトリートを行う。12月20日(水)18時〜20時 17時半から入室可(しばらく雑談)参加ご自由。途中、入退室自由。参加費無料。GoogleMeetで行う。Goo…

この2年間のNPO法人と個人の実績を図版にしてみた

この2年間のNPO法人と個人の実績を図版にしてみた。いちりん楽座はたくさん過ぎて掲載できず。あれこれとやってきたことがわかるなぁ。まだ基軸は定まらずってところ。

山伏と生活仏教 語りあい

友人の田中利典さんとの語らい。まあ、二人のよもやま話になると思うけれども。参加者からどんどん突っ込んでくれたら、そこから話は展開していく。 11月30日(木)13時〜15時 12時半からは雑談と打ち合わせ。 GoogleMeet。URLは後日記載。 参加ご自由、途中…

外国人(ベトナム、タイ、ミャンマー、ペルー、インドネシア、インドなど)との交流も、すすめていきたい

一年前からベトナムのお寺と縁ができた。浜松動物園の近くにある「天恩寺」である。 ふいに訪ねたのがきっかけで、日本とベトナムの交流の集いを企画したり、中秋の名月の集い、ティク・ナット・ハンの弟子によるマインドフルネスのリトリートを、わがやで行…

無限をさまざまな譬喩で語ろうとする カルパ

インドでは、これでもかこれでもかと、無限をさまざまな譬喩で語ろうとする。 インドのありようが「幻」といわれるゆえんである。「幻」は明確ではないが、イメージは伝わる。ちなみに中国は「論」。論は、明確であるがイメージは伝わりにくい。日本は「絞」…

池田大作氏が亡くなった

池田大作氏が亡くなった。11月15日。享年95歳。その死が発表されたのは、11月18日だ。 ①創価学会はかつての日蓮正宗の外護団体であった。しかし、1991年その教義逸脱が著しいとし破門された。以来、互いに「仏敵」「邪悪な存在」と敵対視してきている。 日蓮…

ぼくと松尾さんによるパーリ語とサンスクリット語のお経

こないだの森林セラピーでは、ぼくと松尾さんによるパーリ語とサンスクリット語のお経。パーリ語は、古代インドの俗語ないし方言の1つで、南伝上座部仏教の典籍で主に使用される言語。サンスクリット語は、いわば文語体。ヒンドゥーの教典、大乗仏教の教典な…

神仏分離と秋葉山

この分厚い古文書は、秋葉山に参拝したときの記録だという。江戸時代のもので、つづられた年月は100年近くになるようだ。森町の日月神社(じつげつじんじゃ)の宮司と、秋葉信仰と神仏分離で秋葉山(秋葉寺)が破壊されたことなどを語りあった。隣には、神社…

人と神霊(諸天善神)との関係 

───あちこち戦争が続くし、どんどん円安になるし、経済は大停滞。あるとき、銀行預金はすべてパーになったりしないんだろうか。どうたらいいんだろうか。現金をもっていたほうがいいんだろうか。金は上昇しているけれど、金がいいのかなあ? 「どうも、ほん…

カール・リンポチェが「いまここで出家しろ」と言う

ひさびさにインドの旅の体験。インドは、いくたびにディープ。すこしずつ思い出して書いていく。 ▽ 私はかつてはサラリーマン。会社では、海外との貿易、ドイツとイギリスの生産手配、海外物流コストダウン、株主総会対策など、いろいろやらせてもらえた。し…

瞬間瞬間、ものごとは変わる スマナサーラ長老の本作り

たったひとつの真実があるとすれば、それは「瞬間瞬間、ものごとは変わる」ということになるだろうか。 いまスマナサーラ長老の本作り(道元の「現成公案」を語る)をしている途中だが、すこし抜粋。 ○世界は毎日毎日変わる ───いまの日本は先行き不安ばかり…

べてに「自分」を入れない生き方をしてみめ 道元の現成公案から

スマナサーラ長老の本作り(道元の「現成公案」をよむ)をしているのだが、そのことが機縁で実践していることがある。これが、なかなかうまいこといきそうなのだ。それは、「自我を入れないで行動する」こと。 自分がいる、自分がある。どんな瞬間でも自分が…

通訳をしたインド女性からみた日本のお坊さんたち

ひとり暮らしの友人が、来月一ヶ月間、インドに行く。心配なのが猫の世話。 当初、マヤ暦を研究しているカップルが住んでくれることになっていた。しかし、かたほうがコロナでダウン。その後遺症で無理ということになった。 やはり近所の方にお願いするのが…

自分の信ずる神しか認めない、他は邪悪のものとして許さない。軽蔑し憎悪する。

イスラエルは、パレスチナの過激派組織「ハマス」による奇襲攻撃を受け宣戦布告した(2023年10月8日に)。イランはハマスのロケット弾をサポートした模様。 トルコも反イスラエルで、イラク北部での軍事作戦の継続を発表した。イスラエルの側に付くのは、ア…

親友たちの奇想天外・八艘飛び。ベトナムとネパール

親友たちの奇想天外・八艘飛び。ベトナムとネパール。ふたりとも、いいなあ。〈康ちゃん〉ベトナムに出かけて、いま寺院でマインドフルネスのリトリート中。ベトナムをふらっと訪ねた縁で、日本とベトナムの交流会を企画した。タン師(ティク・ナット・ハン…

八幡神と日蓮

八幡神の起源から神仏習合、そして日蓮の主張を俯瞰してみた。八幡神をめぐる考察。外来の神様、外来の仏様。そして、神仏一体、本地垂迹。仏法の守護神。源氏の守護神。そして、日蓮のとらえかた。▽八幡神は現在では日本一多く祀られており、全国に4万社以…

ベトナムのお寺でリトリート(平穏な心に気づく瞑想の集い)

康ちゃんが、ベトナムのお寺でリトリート(平穏な心に気づく瞑想の集い)を受けている。そのときの住職(法話:ニャチャン金山寺住職)のお話を、適当に池谷が超訳。 ▽ブッダの教えの基本は、息に集中していくことです。座る時、歩く時、食べる時。呼吸をよく…

ベトナムでのマインドフルネスのリトリート

花が咲くような呼吸瞑想の実践です。 私たちの心は、喜び、悲しみ、怒りなど、次々と移り変わっていくことがわかりますね。 仏教というものは、感覚を閉ざして、禁欲的で隔離された環境のなかで、何も感じないようになることだと思われていますね。そうでは…

ベトナムに一時帰国したあと、フランスのプラヴィレッジに帰る

先日、ベトナム僧のタン師がうちの施設でマインドフルネスのリトリートを指導してく 先日、ベトナム僧のタン師がうちの施設でマインドフルネスのリトリートを指導してくださった。タン師は、ティク・ナット・ハン師のもとで13年間、学んだ方である。 マイン…

天恩寺(ベトナム寺院)は、ベトナム人僧侶を新住職として迎えることになった。問題はビザだ。

天恩寺(ベトナム寺院)は、ベトナム人僧侶を新住職として迎えることになった。問題はビザだ。長期滞在(最長5年間)をビザ取得について、檀信徒が来訪した。 ▽事前に外務省やら出入国在留管理庁に問い合わせ、書類のことについて聞いてみた。いろいろとやや…