過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

多額の損害賠償が発生。今住んでいる土地を売却して充てるというご夫婦

愛犬(ラブラドールの大型犬)が、よろこんで両足をかけたところ、おばあちゃんが転倒して骨折。その損害賠償が1400万円という。現金がないので、土地と家を売却して損害賠償に充てるという。土地と家を売却してしまったので、愛犬とともに暮らす家がない。…

『はらぺこあおむし』君がうちにもいる

『はらぺこあおむし』君がうちにもいる。山繭の飼育をしているのだ。だいたい10匹くらいはいる。色合いがなんとも美しい。餌はクヌギ、コナラ、栗の葉っぱだ。三日に一度、若葉を摘んでくる。そろそろサナギになるかもしれない。 『はらぺこあおむし』で知ら…

浮かれて足元を救われて、坂道を転がるように落ちていく日本

①なにがなんでもオリンピックやるんだろうなあ……。もうそういう利権構造に組み込まれてしまっているみたい。動かしがたい段取りができてしまっていて、他に選択肢がない。責任の所在は曖昧だから、失敗しても誰も責任を取らない。為政者は、国民は馬鹿だから…

生後一か月のヤギがいるよ

「生後一か月のヤギがいるよ」。ヤギって高い所を登るのが好きなんだね。インドを旅した時、ヤギが木の上で寝ていたのを思い出す。 自然木を生かしての小屋。守屋さんが、工作した。こんなふうにヤギを飼ってみたいものだ。子どものプレーパークづくりの、ひ…

おもちゃ箱をひっくりかえしたような

北遠の山里:水窪(みさくぼ)の旅。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、廣山健治さん(ウッドイン)の作業場を訪ねる。建築設計から家具、おもちゃなど、日々、なんでも工夫されている。 あかりは、ユンボ、フォークリフト、バイクなどに乗ってご機嫌。サ…

梅酒が簡単

立派な梅をたくさん頂いた。うちの敷地の梅だって、ちゃんととれば、百キロ以上となりそう。 かつては、梅肉エキスを作っていたものだ。とっても強力なエキスで、これがいちばんいい。しかし、おそろしく手間がかかる。実を割って絞って濾して、じっくり煮込…

グミがたくさん実った

グミがたくさん実った。甘いけれど、渋みとエグみがある。茹でてヘラで潰す。その汁を煮て砂糖とレモン汁。とってもおいしいジャムができる。ヨーグルトにすこし乗せていただく。今夜は、たくさんいただいた梅を梅酒と梅シロップづくり。来週は、ブルーベリ…

赤いランプの終列車

昭和歌謡を歌うと、それぞれの人生が思い出がよみがえる。施設では、毎日30曲は、歌のリードしている。春日八郎のデビュー曲「赤いランプの終列車」をよく歌う。「まさに歌のとおりだった」と利用者さんが言う。いまは亡き夫との別れは、いつも終列車だった…

拝む弾みのお念仏 はっと気がつきうろたえました

「九段の母」──近頃よく歌う歌がこれ。うちの施設の80代の利用者さんでも、よく知らない。けれども、戦中には大ヒットした歌だ。東北から母親が上京する。上野駅から九段下まで杖を頼りに一日がかりで歩く。戦死した息子に会いに。金鵄勲章を携えてくる。母…

ちゃぼは、しばらく動けなくなった

催眠術師あかり。白いチャボを二匹もらった。あかりにニワトリの催眠術を教えた。ちゃぼは、しばらく動けなくなった。

「タイトル」そして「カバーデザイン」ってたいせつ

このイラストとタイトル好きだなあ。いま本は大不況。みなさん本を読まない。それでも、そこそこ本は売れている。本が売れるのは、内容そのものもあるけれども、「タイトル」そして「カバーデザイン」ってたいせつ。もちろん、出版社の力、広告、営業力はも…

発想やひらめきをかたちにしていくプロセス

発想やひらめきをかたちにしていくプロセス。本にしていくために。 ①マインドマップで概念の整理まずは概念整理。言いたいことはなにか。それを補強することはなにか。小見出しレベルまで整理していけば、そこから執筆ができる。 ②Evernoteの活用思いが浮か…

電磁波過敏症 シックハウス症候群

電磁波過敏症の娘さんのことで、その父親が相談に来られた。電磁波がきつくて、まちなかでは暮らしていけない。そこで山里で電磁波の影響が少ないところを探しているという。 あちこち案内したのだが、過疎地といえども、道路に沿って送電線がある。電柱はあ…

もうホタルが舞っていた

お地蔵さん。ひとつは遠藤さんの彫ったもの。ひとつは、その弟子に当たる左近さんの彫ったもの。それぞれ味わい深い。ひゅるんひゅるんと鳴き声、鳥だろうか、空を飛んでいる。ベランダではアマガエルがガッガッガッと鳴いている。外に出たら、もうホタルが…

春野にプレーパーク作り あくまで、子どもが楽しく遊べる空間づくり

子どもがワクワク冒険していく場を作っていく。 子育ては親だけではたいへん。ほんらいは、両親、きょうだい、祖父母、親戚、そして地域で子どもを見守り育ててきたものだろう。 ところが、過疎の核家族ではとっても難しい。とくに移住者など、ちかくにじじ…

春野でプレーパークづくり

午前中は、春野でプレーパーク(ワクワク冒険のできる場所)づくりの第一弾。泥んこ遊び、ヤギにニワトリにカナヘビ、いろいろいた。固定化されたプレーパークじゃなくて、子どもたちがワクワク冒険のできる場所をあちこちで見つけては、それぞれが交流して…

あかりヘビに噛まれる

森のコンサート会場で、あかりとれいなちゃんが、ヘビ(シマヘビ)に出会う。 えんじゅくんと妹のさんらちゃんが、2匹のヘビをもっていた。一匹は家で飼っていたもの。もう一匹はこの森で捕まえたばかり。あかりは、最初はおそるおそる。だがすぐに慣れて、…

炭焼き窯とカントリーダンスと昭和歌謡

炭焼窯とカントリーダンスと昭和歌謡 きのうはすごい雨の中、農業関係の財団法人の助成事業の面接に出かける。 企画提案は、炭焼き窯を作る。みんなで竹炭と竹酢液をとる。炭だけではない。燻した竹のオブジェ。須恵器や縄文式土器、埴輪なども作る。場所は…

「すべては自分自身の現れ」ととらえる

政府のグダグダ、マスコミの長いものには巻かれろ体質、あれこれ文句言っても仕方なし。声高に言うほどの元気なし、体力なし、時間なし、金もなし。疲れるばかり。ということで、自分は自分で、日々を穏やかに生きていくしかない。 ①「すべては自分自身の現…

デイサービスの事業と編集と両輪で動きだす

90歳を越えて、たくましい暮らし。本人は全くフツーであたりまえとして、淡々と日常を送っている。が、はたからみるとたいへんな驚異。たとえば、①地域の要となる商店をひとりで経営している98歳の女性。②10メートルもの高さの木に登って枝打ち、太さ1メート…

コロナ禍で、いろいろとぎゅっとしぼられてくる

コロナ禍で仕事は激減からゼロになったところもある。旅行会社、外食産業、コンサートやイベント会社。 インドへの海外旅行をメインにしていた友人は、いまやまったく仕事がなくなった。いつコロナ禍があけるのか、見通しは立たない。業態変容せざるをえなく…

山里で暮らしの高齢の達人たち。そのオムニバス。

今年の秋〜来年あたりから、コロナ禍を受けての大不況。倒産、失業が相次ぎ、自殺する人も増えてくる。不安でいっぱいの世になる。せまりくる不安。逃げられない。恐怖の時代が、もうそこに来ている。 生計の心配。健康の不安。ひたひたと実感する老化。なん…

なんだかお寺みたいになってきたよ

「もう人生が長くないもんだから、死ぬまでにこの歌をハーモニカで吹けるようになりたい。教えてほしい」。 突然来られた本日のお客さん。難しい課題を持ってこられたよ。80過ぎの男性で耳がかなり遠い。ほとんど筆談。 吹きたいというのは「旅の夜風」。映…

いまの状況がわかっていない

友人のゆきさんが来てくれた。あかりと、お話していた。「お父ちゃんはね、なんでもわかっているんだよ」。 あかりが、即座にこたえていわく。「いまの状況がわかっていない」。一言でお父ちゃんは切り捨てられた。

あかりも隣で、石をカチカチ、カチカチ

左近さんが石の地蔵を彫りに来てくれた。あかりも隣で、石をカチカチ、カチカチ。 どんなに疲れても、ヘロヘロになっていても、石を彫り出すと元気になる、エネルギーをもらえると言っていた。

「心の病気ってなんだろう?」

「心の病気ってなんだろう?」松本卓也著 平凡社中学生向けに語りおろしで書かれたもので、よみやすい、わかりやすい、そして深い。統合失調症の患者のところだけ、すこし抜粋してみる。松本さんが書いているように、「ここだったら人に振り回されずに安心し…

今日も暮れゆく 異国の丘に

「昭和歌謡」を毎日、20〜30曲くらいはリードしている。ギターで伴奏して歌う。利用者さんも歌う。歌詞は大きく拡大してダンボールに貼り付ける。もう200曲ほどになった。 歌っていると、その時代の空気感が伝わってくる。戦争の始まる頃の暮らしぶり、戦争…

人生ってゲームか

あかりと将棋をやっている。将棋崩し、回り将棋、普通の将棋。あかりは、勝ちと負けにこだわる性格なので、負けると泣いて悔しがる。 ──あかりちゃん。これはゲームなんだからね。勝ちと負けはいつもあるんだよ。負けるときもあれば勝つときもあるし。次には…

心の波動の伝播

あかりは幼稚園に行く。動物園。お母ちゃんもついていく。朝から、わーいわーいと大はしゃぎ。心身で喜んではねているのは、まさに子どもだと思う。 そういう喜びの波動、エネルギーを、こちらももらえる。親も嬉しいということになる。-------------------…

薄墨にインスタントコーヒーを混ぜて

薄墨にインスタントコーヒーを混ぜて筆でためしてみた。こちらはコピー用紙。和紙などに描いたらにじみが味わい深くなりそう。