過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

いろいろな方が訪ねてきてくれる

デイサービスの事業を営んでいるので、ほとんどどこにも出かけられない。しかし、まちなかかから、いろいろな方が訪ねてきてくれるようになった。-------------------田舎暮らしの相談。空き家の相談はいつものことだけれど、農業体験をしたいというTさん。…

まちなかから山里にやってくる流れ

①過疎地の山里は、いたるところで店は閉まっている。仕事がないので、若い人は暮らしていけない。住民は、高齢者ばかりとなっていて元気はない。衰退の道。 ②しかし、このコロナ禍のためなのか、まちなかから山里に来る車やバイクの数は増え続けている。おい…

石仏を彫ったとい

炭焼きしながら、その鎌の隣で石仏を彫る。石仏を彫ったというので、はじめての作品を持ってきていただいた。亡くなった息子さんの供養の心で彫ったという。石を刻んでいる間は、まったくの無心。喜びの静寂に包まれるという。左近さんの本業は炭焼き職人。…

ただ酒を飲むな。太った豚よりは痩せたソクラテスになれ。

二人の大学総長の式辞挨拶。いまの官僚のすがたをみるにつけ。 一人は、京大総長 滝川幸辰「ただ酒を飲むな。そこから色々問題が起こる」。 もう一人は、東大総長・大河内一男「太った豚よりは痩せたソクラテスになれ」。

来し方の人生ドラマを聞く

あたらしい利用者さんがこられると、来し方の人生ドラマを聞く。 お子さんは何人。ご主人はいつ亡くなったか。両親の名前は。どこの出身。そんなところから、いろいろドラマが語られる。家系図のようなものをつくっていく過程で、次々と物語が紡がれていく。…

診療所というのはとってもひらけた、交流の場になっていく

診療所に行く。8人くらいが待っていた。知り合いのおばさまがいたので、話しかける。そのやりとりを聞いて、また知り合いのおばさまが応ずる。そしてまた、その知り合いが……というふうに、診療所の待合室は談話室になった。みなさん、だいたい80台。--------…

あかりと百人一首

あかりと百人一首。おとうちゃんが詠みあげて、あかりがとる。下の句は七七とリズムがあるので、よんでいて心地よい。疲れない。なんといっても百人一首だ。日本文化の源泉の一つ。やはり味わい深い。そのうちあかりが自分で読みあげていく。まったく意味が…

機織りとミシン

山繭の生糸での機織りがはじまった。きょうは20センチほど。ぼくもミシンをスタート。まずは雑巾くらいは縫えそうだ。

うまくいってもいかなくても

①瞬時の変化に応じていくと、ものごとはうまくいくことが多いようだ。 ②あれこれ考えて、予行演習して事に臨むと、なにかうまくいかない。 ③ほんとうに深いところから覚悟が決まったときには、ものごとは、見事に動くことはあるんだけれども。 ④あんまり考え…

いろいろな縁がつながって、いまここにいる

あかりとひとり暮らしのおばあちゃまの家に寄って、くつろいでいた。テレビがつけられていた。わがやはテレビがないので久しぶりの映像。フランスの農家の映像だった。フランス、とっても良さそうに見える。 ──ああ、フランス行きたかったなあ。フランスもド…

希望者を募って買い物ツアーに

浜松市内から、クルマとバイクが続々と山のほうに向かっていた。コロナ禍にあって、〈まちなか〉から山奥のほうに盛んにドライブにくるようになった。冬のキャンプも賑わう。 ところが、山里に暮らしている人たちは、〈まちなか〉に行きたい。利用者のみなさ…

あかりも機織り娘に

「どれどれ」。あかりも参加して、機織り機の調整中。専門の田中さんがみてくれた。明後日から機織りが再開される。山繭、葛の繊維での機織りだ。そのうち、あかりも機織り娘に。

手仕事の伝統を継承するプロジェクトが動き出す

機織りや藍染、和紙の話をすると、目を輝かせて「見学させてもらいたい」という。女性ではなくて、「おじさんたち」が手仕事を遊び、極めようとするところがすごい。 きょう二俣の酒蔵を改造したらギャラリー:マルカワの蔵に寄った。張り子、一貫張、竹細工…

張り子の人形づくり

施設で作り始めているのが、張り子の人形。まずはお雛さま。これからつくろうとしているのは、キツネのお面。紙とティシュペーパーと折紙、糊とアクリル水彩があればできる。型枠はダンボールなどで工夫する。

新聞ぐちゃぐちゃゲーム

「新聞ぐちゃぐちゃゲームやろうよぉ」。あかりが、盛り上がる遊びだ。新聞紙を10枚くらい束ねておとうちゃんが持つ。それに向かって飛びついて、引きちぎる、破る、ぐちゃぐちゃにする。「えーーい。やーーーー」気合を入れて新聞紙をやぶっては乱舞してい…

浜松市の合併と区の再編、天竜区はどうなる

①過疎の山里に暮らすと、政治力学、人々の意識の流れが見えてくる。東京暮らしでは、そうした問題意識はまったくなかった。浜松の区の再編問題について考えてみた。 ②平成17年、浜松市は、2つの市と8つの町村を合併した。大合併の目的は、浜松市が政令指定…

お二人とも、大きな声で元気で自分のことばかり話をされること

①新しい利用者さんがこられた。お二人。新規の顧客としてありがたいことだ。 ②だが、ひとつ困ったことがある。お二人とも、大きな声で元気で自分のことばかり話をされることだ。 ③いままでの利用者さんは、静かな方が多くて、お互いに相手を気遣いながらのや…

「行える」という現実を楽しむ

①生きているからこそ、健康であるからこそ「行える」という現実がある。これは、じつにありがたいこと。 ②先のことは「わからない」。まったくどうなるのかわからない。ただ、このいまの現実はたしかにある。そこを具体的に直面していく。集中していく。 ③も…

やっと登記識別情報が発行された

2つの登記が完了。昨日、やっと登記識別情報が発行された。施設の建物の保存登記と所有権移転登記。手をつけだして一ヶ月半かかった。 なにしろ煩瑣でわかりにくい。委任状、印鑑証明、住民票、登記済証、登記原因証明情報、固定資産評価通知書、登録免許税…

自己破産した法人の資産について

①事業が行き詰まり、資金繰りが苦しくなると、自己破産するケースが多い。親しい出版社も、近所のレストランも自己破産した。友人の法人も3月までに土地と建物を売却できなければ、自己破産すると言っていた。 ②自己破産すると、そこでゲームは完了。もう借…

ヤママユの糸を紡ぐ

山繭(ヤママユ)の繭玉(サナギ)は、こんなに美しい薄いグリーン色。ここから、糸を紡いでいく。ひとつの繭玉から1,000メートルの長さの生糸が取れる。途中で糸が切れても、よじっていけばつながっていく。施設の利用者さんは、糸を紡ぎながらえんえんとお…

機織り機を運んできた

施設に機織り機を運んできた。ここで、山繭のサナギから生糸を紡いで織ってゆく。栗林に網をかけて山繭の卵を孵化させてサナギに。そして、そこから生糸をとって機織り。反物にする。気の遠くなるような作業だが、すすめていく。

テキトーなしりとりあそび

あかりを乗せて、まちなかまで車に行くと一時間以上かかる。 「あと、どれくらい?」──うーん。アンパンマンの歌、あと100曲くらいかな。「100曲ってわからないよう」──じゃあ、歌おうか。〈そうだ うれしいんだ生きる よろこび たとえ 胸の傷がいたんでもぉ…

破産管財人に電話で聞いてみた

1億円の負債で自己破産した出版社(サンガ)の破産管財人に電話で聞いてみた。 多少、池谷の解釈が入っているが、概要は以下。 ①ぽんとお金を出せば、版権と在庫をまとめて買えるのか?→まとめて買ってくれるとありがたい。 ②いつから買えるのか?→随時いつ…

将棋崩しのゲーム

将棋をおしえようと思ったけど、はさみ将棋もまだ難しい。それで、将棋崩しのゲームとなったが、うまくいかないので泣き出した。名人の大山康晴は、8つの時に大人が指しているのを横で見ていて、駒の動かし方を覚えたたという。将棋を覚えると、考える力が…

そこで「少額訴訟」がある

いくら督促しても、「払う払う」と言うだけで、お金を支払ってくれない相手がいる。内容証明郵便を送ったりするのは手間。そんなものは効果ない。待ち続けるか。少額だからあきらめるか。まあ、泣き寝入り。いやいや、それではケジメがつかない。相手にちゃ…

沖縄の三線にきめた

沖縄の三線。未使用品で、メルカリで8,500円だった。音色、音の響き、デザイン、サイズ、みな気に入った。 歌の伴奏にいろいろ楽器を試してみた。インドのスワルマンダール、シュルティボックス、カリンバ、ギター、太棹三味線と。沖縄の三線がもっともやり…

やはり出かけるといろいろ発見があって楽しい

山里に暮らしているので、往復100キロもある〈まちなか〉に行くことはな少ない。浜松なので大した賑わいはないものの、やはり出かけるといろいろ発見があって楽しい。 ①裁判所に行く。調停の申立をしたので、その第一回目。待合室は、ぎっしり。感染が怖いの…

移動図書館が来てくれる

2ヶ月に一度「ぶっくる」という移動図書館が来てくれる。うちは老人介護施設と保育施設しているので、それぞれ100冊ずつ本が借りられる。絵本も紙芝居も。施設に居ながらにして、本が借りられるのはとてもありがたい。 また、春野図書館もクルマで10分。こ…

「この問題は終わった」と言えば、終わったことになるというのは、わがやもおんなじ。

反省しているようにも、謝罪しているようにも見えない。認識のズレに自覚がない。『本人の謝罪でこの問題は終わった』としたいオリンピック利権亡者たち。IOCも同じ穴のムジナ。森さん、大いに恥を晒しても内閣と行政への不信感を醸成する道化の役を果たして…