過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一つの局面を掘り下げていけば、とっても深い人生の真実に踏み込んでいける

一週間がまたたく間に過ぎる。そして、休日もまたたく間に過ぎる。今年も、もう半年過ぎる。この速さにびっくり。 その背景は、ひとつは歳を重ねたこと。子供の頃の一年は、冒険物語のようだった。いまは、あっという間に過ぎる。束になって時が過ぎていく。…

もらい乳と、重湯で育てられた

10歳のとき、妹が生まれて嬉しかった。 ところが、お母さんは栄養不足のためか、乳が出ない。当時は、戦争中で、ミルクも配給制で満足にもらえない。 Mさんは、毎朝、小学校へ行く前に妹をおぶって、近所にもらい乳に行った。 妹は、そのもらい乳と、重湯で…

じつは葛の葉茶が一番おいしい

葛の葉茶が、とてもおいしい。雨の中、生い茂るクズの葉っぱをとってきた。あたり一面は葛の葉だらけだから、ほんの数分の作業。その葉っぱを刻んで、中華鍋で焙煎。沸騰した湯に入れてすぐ。大豆イソフラボンの香り。 ドクダミ茶、スギナ茶、ヨモギ茶、桑の…

あかりは、もうすぐ5つ

雨の日にひとりでブランコ。やっと自力でブランコを漕げるようになってきた。足をこうやって、こう反動をつけたら、こう動く。一つひとつ体得していくのが楽しそうだ。あかりは、もうすぐ5つになる。

ペットボトル温熱法

ペットボトル温熱法をためしている。 フツーの硬めのポット・ボトルに熱湯を注いでいる(変形するペットボトルもあるので要注意)。 そのまま持つと熱くて火傷しそうなので、手ぬぐいなどをかぶせて、体に当てる。 お腹、気海丹田、鳩尾、胸、鎖骨の下。後ろ…

空にはぽっかり月が出ている

デイの一日が終わるときは、みんなでよくこの歌を歌う。 ----------------- 「夕焼小焼」 中村雨紅作詞・草川信作曲 夕焼小焼(ゆうやけこやけ)で 日が暮れて 山のお寺の 鐘(かね)がなる お手々つないで 皆(みな)かえろ 烏(からす)と一緒に 帰りましょう 子供…

山道には、沢の水が滝のように流れ落ちてくる

今朝も豪雨がすごかった。山道には、沢の水が滝のように流れ落ちてくる。倒木が道を遮ることもある。こわいのは土砂崩れだ。 魚釣りが好きで別荘を建てた人たちの家のすぐ前は、水かさが増えて浸水しそう。背後には急峻な崖。 幼稚園も休み。あかりは家にい…

もう90年以上も現役の診察台

昭和レトロ発見。もう90年以上も現役。ここのお医者さんは80代だが、先代からの診察台。足で踏んでギコギコと台が持ち上がる。 昨日、利用者さんのお付きで診察を受けに出かけたのだった。 先代のO先生は、郷土史にとても詳しい方であった。当時は、春野町…

板橋興宗禅師のお話から

板橋興宗禅師が亡くなられた。 10年以上も前にお訪ねして、2日間というもの、たくさんのお話をうかがった。おとなりで、坐禅もさせていただいた。 ちょうど、永平寺の福山諦法貫首が挨拶に来られて、お二人が相対してお話するところに居合わせることができた…

葛の葉茶

豪雨。ここは、二つの川が合流するところなので、やや心配。川の水位を見に行った。まだ大丈夫だ。もしも、がけ崩れが起きて川をせき止めると、堤防は決壊。川が氾濫する。 ついでに、雨に打たれて、いまもっとも生命力旺盛な葛の葉を摘んできた。川の辺りは…

ZOOM楽座を主催してみて気づいたこと

これまで30本以上のZOOM楽座を主催してみて気づいたこと。いくつかのポイント。 ①「ゲストとの語り合い」。一人で主催して語り合いをリードしていくのは、エネルギーがいる。いきなりフリートークというのは、難しい。そこで毎回、ゲストを創作するのがいい…

ZOOMで語りながらチャットに打ち込んでいく

コロナ禍の自粛で講座もコンサートも企画できない。でも、人と人の交流の場は必要。そこで展開していったのが「ZOOM楽座」だ。 一年前は、インドネシア・ハラール(イスラム食)の加工場づくりとマスコミとのやりとり、デイサービス立ち上げの打ち合わせなど…

熊が暮らせる森にしていく

なにげに昔のメモを見ていたら「日本くま森協会」の森山さんの講演を聞いたときのメモを見つけた。12年前のことだ。以下、メモから。 -------------------- 動物はものを貯めない。人は貯める。なぜか、それはお金があるから。 お金がなかったとしたてら、も…

日本の原風景を蘇らせたい。ここをビオトープにしたい。

「春の小川はさらさらゆくよ」。日本の原風景を蘇らせたい。ここをビオトープにしたい。地元のOさんから提案があった。 広さは1,000平米。20年以上の耕作放棄地。地主からの許可ももらっている。そばには沢からの清流を引き込んだ農業用水がある。 --------…

マンダラ塗り絵に打ち込む

マンダラ塗り絵に打ち込んでいる。Mさんは94歳。安定した集中力。あたかも砂曼荼羅をつくるチベット仏教の僧侶みたいだ。 まったく愚痴や不満、不平というものを聞かない。どうしてですか、と聞くと。「だって、不満や愚癡なんて、なんにもないもの」と言う…

ふんわりしたモグサができた

「あ〜、ボロ雑巾のようだったのが、生きかえるわー」と、妻は深い溜め息をついた。 じんわりと仙骨、腎臓、膏肓と温めてあげた。隔物灸(コーヒーポットに入れたモグサに火をつける)だ。 ------------------- 室内で干して乾燥させたヨモギ葉っぱとり。硬…

ヨモギ モグサ お灸

ヨモギを室内に干してカラカラに乾燥して、手で揉む。モグサになる。 じんわりゆっくり燃えるので、お灸に適している。 そのまま皮膚に据えると、熱くて怖い。コーヒーのポットに入れて、これでツボを温める。 ------------------ まずは寝転んでおへその上…

たくさんの布の生地をもらったので

エコバッグづくり。もめんの布絵作家から、たくさんの布の生地をもらったので、みなさんでバッグ作り。手縫いだ。母が使っていたJUKIの動力ミシンがうちにあるので、こんど、もってこよう。ぼくもミシンに挑戦して、まあせめて雑巾くらいは縫えるようにした…

もうたくさんのオタマジャクシが

こないだ交尾していたアマガエルが産卵して4日目、もうたくさんのオタマジャクシが出てきた。200〜300匹、いや千匹くらいはいるか。すこしすくって、施設で観察しているところ。