過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

死についての試行錯誤

死についての試行錯誤 ①死んでしまったら、あとはなにもない。だから、なにも心配することはない。 もしも、死んだあとも自分がいるとか、来世がある。いわばカルマの報いがあると仮定しても、死んだ後はこの世の記憶はない。 そこにいるのは、いまの自分で…

語り合いは、いつも「どうやって死を迎えていくか」ということになる

利用者さんとの語り合いは、いつも「どうやって死を迎えていくか」ということになる。 ------------------ 利用者さんにとっては、死は身近でリアル。なにしろ80代、90代。いつ逝ってもおかしくないわけだ。親しい人たちが、次々と亡くなっていく。今年など…

山里の高齢化の現実は、これからの日本のありようを示す

Mさんはひとり暮らし。86歳。圧迫骨折を三度もして、背中と腰が痛くてつらい。でも、ずっと家にいたら、気が重たくなる。 「きょうは痛みが少なく、いけそうだ」。そんな連絡があれば迎えに行くというスタンス。近くなので、かなり自由に対応できるようにし…

原始仏教でいう三法印(これぞ仏教という基本中の基本の意味)

①刻々と変化する。すべては。 まずは「自分の心」が変わる。「相手の心」が変わる。 「すべての条件」が変わる。 変化するのは常のこと。だから「可能性」があるとも言える。 ②ものごとは「思うようにならない」。一部、思うようになることもある。が、やは…

孤立化していくお年寄りの橋渡し

山里は高齢化が著しい。高齢になると外に出歩けなくなる。ほとんど店も閉じているので、出会いの場というのが、なくなっていく。 お年寄りは、孤立化していく。話し相手がいない。訪ねない、訪ねてこない。お友達はテレビだけ、みたいな暮らしとなる。 -----…

きょうは幼稚園状態に

きょうは、朝から、あかりと栗拾い。次には、処分されそうな犬と猫のネコをひきとって、最後まで世話しているお宅、さらには20匹ものネコ屋敷など、いろいろと動物を見に出かけた。 帰ってくると、あかりの同級生が遊びに来た。ぜんぶで4名、そしてお姉さん…

この山里で農業をしたいという人が来訪

田舎への移住の3つの障壁は「仕事がない」「空き家がない」「集落の閉鎖性」。 「仕事がない」→(自分で仕事を作る) 「空き家がない」→(空き家はたくさんあるが、簡単には貸してくれない。かならず貸してくれる) 「集落の閉鎖性」→(その人のコミュニケー…

豊かな自然に恵まれるているはずの山間部は、太陽光パネルばかりと

過疎地には、広大な農地がある。だが人々は高齢のため耕作できない。人手もない。農産品を売るのもたいへん。ということで、耕作放棄地がひろがるばかり。草茫々。草刈りもたいへん。 農地はやっかいだ。農地法の制限があり売買できない。農地法の申請とか、…

あかりとのことば遊び

あかりと言葉あそびをたのしめるようになってきた。 お箸を口に挟んで、「あーっ」とやっていたので、おとうちゃんも、同じように「あいうえお」。すると、あかりも「あいうえお」。 --------------------- じゃあ「かきくけこ」。あかりも「かきくけこ」。 …

そのうちアンサンブル(合奏)が

そのうちアンサンブル(合奏)ができるかな。 ハンモックで笛を吹くあかり。カリンバをはじいて、歌っている男の子。 楽器の好きな子がきてくれた。あかりは、お父ちゃんが歌うと、「うるさーい」と言うことが多いけれど、この子は「歌ってほしい」と言って…