過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

朝の光、朝の空気、朝の静寂

朝の光、朝の空気、朝の静寂。それが山里の暮らしの宝だ。いろいろな鳥が鳴いている。ちーちー、ぴっぴ、ほーほきょう、がーがー、くわくわっ。水の音がちょろちょろちょろ。川の畔を歩けば、どうどうどう、ごごごうーー。あかりを肩車して、朝の散歩。筋ト…

日本山妙法寺の浜松道場を訪ねた

先日は、日本山妙法寺の浜松道場を訪ねた。雨の中、ちょうど庵主さんが帰寺されたところだった。インド布教40年という森田上人をお迎えての集いを主催(6月3日)して、上人はこちらに宿泊していただいた。庵主さんにお世話になった。まずは本尊に向かって、…

自由に訪ねて参拝できるお寺は少ない

自由に訪ねて参拝できる。祈ることができる。瞑想ができる。そのことでお金もかからない。本来、お寺というものは、そういう場だったと思う。けれども、なかなか自由には訪ねにくいのが実情だ。理由のひとつには、お寺が「寺族の暮らしの場」になっている。…

カタリバ 連続3回 〈看とり〉と〈おくり〉

カタリバ 連続3回 〈看とり〉と〈おくり〉 きょうパンフレットを作ってみた。8月に開催。日程と会場は仮のもの。デザインもこれからブラッシュアップ。財団の助成(印刷費と会場費など)と浜松市の後援はいただいた。今回は、とくに講師を招かないで、参加者…

気田川の奔流を眺めては

日中の暑いこと。気田川の流れにざぶんと入って体を冷やすラン。ぼくは、気田川の奔流を眺めては、しばし瞑想のひととき。川音に しばし苦しみ 逃れたし 奔流に しばし苦しみ 離れたし 奔流の 猛る響きに 苦を離れ 奔流や つめたき風に 苦を離れ

山田武弘さんの作品のスライドショー

インドの奥地、アフリカ、秘境と呼ばれるところも訪ねて写真を撮っている。昨年、個展でお会いして、一年ぶりに電話。覚えてくれていた。写真家、山田武弘さんの作品。78歳。作品の一部をスライドショーにしてみた。全29枚。URLをクリックすれば、3秒毎に写…

〈看とり〉と〈おくり〉のカタリバ 企画

親戚の葬式に行ってきた。一日がかりだった。長くご無沙汰とていた親類や、導師をされていた和尚ととも語り合った。やはりいまの葬式、良い点もあるんだけれども、いろいろ原典からむ見直したほうがいいと思った。そのためには、いろいろ自由に語り合いの場…

親戚の葬儀に出かける

これから親戚の葬儀に出かける。クルマで往復4時間。一日がかりの難苦行だ。集落では頻繁の葬儀はあるが、だいたい通夜で済ましている。おなじ組の場合には、平服で駐車場係のような仕事になる。なので、めったに礼服を着ない。さて服を探すが夏用が見つか…

無上宝珠不求自得と究境方便

「無上宝珠不求自得」(むじょうほうしゅ・ふぐじとく=無上なる宝珠、求めずしておのずから得たり)この上ない最高の宝物。壊れることのない輝く素材。それが、求めもしないのに、自ずから得ている。これは、『法華経』のなかにある言葉だ(妙法蓮華経 信解…

山里の日常

我が家の草刈りして、疲れて疲れて、気分転換にあたりを散歩。近所の人と立ち話。ぼくはだいたい気軽に声をかけていく。ひさしぶりですね。元気ですか。元気だよ。あかりちゃんは、大きくなったでしょ。もう、ぼくは年とってるから体力なくて、たいへん、た…

山里の日常

我が家の草刈りして、疲れて疲れて、気分転換にあたりを散歩。近所の人と立ち話。ぼくはだいたい気軽に声をかけていく。ひさしぶりですね。元気ですか。元気だよ。あかりちゃんは、大きくなったでしょ。もう、ぼくは年とってるから体力なくて、たいへん、た…

きょうも草刈り。わがやの草刈り。道の草刈り。

いかにして撤退していくか。それが難しい。攻撃と拡大は勢いがあってすすむ。楽しい。昂揚感がある。しかし撤退となると、これは至難。執着も強いしね。太平洋戦争の日本軍がいい例だ。戦線拡大して、勝った勝った、どうだみたか。すごいだろ。しかし、やが…

つらいぞ。草刈り。筋トレと思って。

事務所まわり、今年4回目の草刈り。200坪を40分で仕上げた。背負い式の草刈機での高刈りと二枚刃なので、おそらく普通の人の倍のスピードだと思う。しかし、自分の家の敷地、栗畑、ブルーベリー園、さらには田んぼなど、おそろしいほどの草が茂る。これから…

いまのリアルなインドを聞けた貴重な体験 森田上人を迎えて

いまの「リアルなインド」を聞けた。身過ぎ世過ぎのために、インドでお坊さんをしているわけではなく、まさに体を張っての活動の体験が聞けた。森田上人(70歳)は、日本山妙法寺の僧侶として40年間、インドで布教活動を行っている。いのちをかけてという面…

本日(6/3)開催します。インドで布教40年の森田上人のお話。

インドで布教40年の森田上人(ムンバイの日本山妙法寺)をお迎えします。6月3日に開催します。インドで布教40年の森田上人(ムンバイの日本山妙法寺)をお迎えします。鴨江アートセンター14時から。東インド出身の横田スワルナリさんもお話してもらいます。…

ひとり暮らしの不安は募る。もはや限界に近いという

昨日、図書館の帰りに立ち寄ったMさん。84歳、ひとり暮らし。いつも縁側に座ってよもやま話をするのだった。この山里にはひとり暮らしの老人は多い。けれども、その多くは、近くに親戚がいる。血縁つながりが多い。さらには、子どもたちがクルマで1時間以内…

「霊的な悩み抱えた人との市井の坊さんのガチンコ奮闘記」みたいなもの

有名な大先生の本よりも、市井の無名の坊さんを探し出して、それを本にするのがいいんじゃないの。たとえば、「霊的な悩み抱えた人との市井の坊さんのガチンコ奮闘記」みたいなもの。いま「密教」の本作りの企画をしていて、いろいろなお坊さんに聞いている…

密教は自然破壊の歯止めになりうるのか

密教に対して、聞きたいもうひとつ。「密教は自然破壊の歯止めになりうるのか」。仏教にあっては、「いのち」を大切にすることが教えの行の基軸である。なので、戒律の筆頭に「不殺生戒」が出てくる。いのちあるものを殺さないこと。インドにおいては、動物…

「密教における祈祷の効果」とは

先日、密教のお寺を訪ねて、お坊さんと語りあった。じつはいま高野山のえらいお坊さんの本の企画をしているので、それの考えをまとめるためでもあった。密教に対して、聞きたいところは2つ。「密教における祈祷の効果」と「密教は自然破壊の歯止めになりうる…