過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとり遊びの贅沢なんだけれど

夕方になって、水遊びと砂遊び。川のほとりには蚊が出ない。日中のきびしい日差しがない。もちろん誰もいない。豊かな自然、ひとり遊びの贅沢なんだけれど……。ちなみに、みなさまご心配になるとは思うけど、ここは水深5〜10センチの水たまりレベルですので。

ほとんどがスギ・ヒノキばかりの森だった

いまスギ・ヒノキの販売価格は1本1300〜1500円くらいだという。木を伐れば伐るほどに赤字になる。スギを60年間育てるためには、地ごしらえ(植栽準備)、植栽、下刈り、枝打ち、間伐などの作業がある。1本あたりの経費はおそらく2,000円くらいになると聞く。こ…

こんな方が近くにおられると、ほんとうに助かるんだがなあ

友人のTさんがあそびにきてくれた。この方はハートのある方で、いつもゆったり柔和だ。語りあっていると心が落ち着いてくる。論争や競い合い、おれはこれだけ知っている、こんなことをしてきたんだ、どうだ!(オトコたちはそれが多い。ぼくもそうだ)、と…

白石一郎の本を次々と読み出した

山里には書店はない。しかし、図書館近いのがありがたい。ネットで新着図書をチェックして予約すると、メールで通知があって取りに行く。クルマで7分。古くなって処分する閉架図書をもらってきた。その中に白石一郎の時代小説があった。福岡藩の総目付役が主…

きょうはHaydnを聴きながら

かつてはiTuneに、さまざまなCDを入れてよく聴いていたものだった。いまはYouTubeにいい音楽があるので、仕事しながら聴いている。きょうはHaydnを聴きながら。BachもBeethovenもChopinもMozartもWagnerもいい。けれども、BGMで聴くというのには、不向き。Ha…

戒光院という真言密教のお寺だった

8年前に全焼したお寺の跡地。戒光院という真言密教のお寺。寺の娘が石油をぶちまけて、火をつけたのだった。いろいろ悩みの深い事情があったんだと思う。もうこんな寺いやーー! 全部、燃やしてしまえーっとなったのかなあ。なかなか景色のいいところにある…

よく医者にかかるようになった

山里に暮らして8年、よく医者にかかるようになった。年をとってくると免疫力が弱くなる。風邪も引きやすい。帯状疱疹やら日光過敏症やら、厄介な病気にもかかった。これが総合病院に行くとなると、往復3時間、待ち時間30分、精算に30分、調剤薬局に10分と…

文体にリズムがあると絵本も読みやすい

「絵本よんでー」とあかりがやってくる。よんであげる。「もいっかーい」。またよむ。「もいっかーい」。またよむ。えんえんと繰り返させられる。声を出して読むのは、結構エネルギーがいる。妻は、ちゃんとしっかり読んであげている。ぼくは疲れる。手抜き…

図書館で撮影すると

図書館に行く。必要があって、半年前に自分のことが掲載された新聞をさがして、デジカメで撮影しようとした。たいへん申し訳ないという表情で、職員から、図書館では書籍や新聞など、無断な撮影は禁止となっているので……と言われた。撮影すれば簡単。でも、…

こうして自分にも人の心に共感するという広がりが出てきたのだなあと

運転免許の更新に行ってきた。2つくらいの子を連れたお母さん、両親が3組ほどいた。小さい子は家においておけない。預けられるところがなければ、連れてくるしかないわけだ。違反者の講習など、2時間もある。子連れにはたいへんだ。別に、キッズルームがあっ…

「いまここ」にあることのキーは呼吸だ。

なにをしていても呼吸を意識する。そういう暮らしを組み立てていく。いまキーボードに入力しているときも、呼吸。立ち上がるときにも、歩くときにも、食器を運ぶときにも呼吸。コーヒーを飲むときも呼吸。動きながら呼吸に意識を向けていく。布団の中にいる…

呼吸の動きを手のひらで味わう

呼吸にもどる。つねに呼吸を基軸にする。還るべきところは呼吸。そういう意識で暮らしてみている。そのことで、エネルギーが湧くのを感じる。不安が静まるのを感じる。呼吸法は、腹式呼吸でも胸式呼吸でも、丹田呼吸でもなんでもよいと思う。自分の吸う息、…

免許証更新に行ってきた

免許証更新に行ってきた。きょうがぎりぎりの締切日だった。視力検査はコンタクトレイズの度数を落としているので、あやうく落ちそうだった。交通安全講習が2時間も。もうぜったいに退屈な時間。居眠りもゆるされない。メモしていてもダメ。もちろん本も読…

呼吸が一番大切と、あらためて確認

久しぶりによく眠れた感がある。こうしてちゃんと眠れば、心身は元気になる。眠りがいちばん。そもそも不眠症で寝つきも悪い、眠りも浅い、起きてもすっきりしない。そういうことが、何十年も続いている。パソコンでいうとCPUがいつも動いていて、スイッチオ…

ここはやはり坐禅だ。呼吸だ。丹田呼吸だ。

頭の中がいっぱい、いっぱい余裕なし。パソコンでいうとRAMが満杯。そうなると、イライラするし、焦るし、不安も渦巻く、怒りも出てくる。しかし、どうしようもないんだなあ、これが。そうだ、お経をよもう。お題目でも真言でも念仏でもいい。となえてみたが…

はっきりしているものを、しっかりやるだけ

遠くにある漠然としたものに、不安を感じる。恐れを感じる。あるいは逆に、そこに希望を見出したり、夢を託したりする。そのことで、いまを失う。たいせつなことは、はっきりしているものを、しっかりやるだけ。それは、手の中にちゃんとあるのだから。きょ…

プライドを削り落とされることで完成に近づいてゆく

なるほどなあ……。諦めたり、自分には無理だとやっと気がついたり、身の程を知ったり、限界に気がついたり、ひとつひとつ削られていく。おれが、というプライドは、しかし、ずっとついてまわる。以下、Twitterから。 ───────────────────────── 彫刻は、削ら…

子ゆえにこそ、よろずのあはれは思ひ知らるれ

「子ゆえにこそ、よろずのあはれは思ひ知らるれ』(子どもがいるからこそ、よろずのあはれ=趣、哀しみ、共感、を知ることができる)むかし読んだ「徒然草」の一節が浮かんでくる。子育ては、すごくたいへん。でも、学ぶことはたくさん。とくに人を愛すること…

さながら仙境の世界。だが、杉と檜ばかりでは。

ひとり黙々と鍬をふるう。ガチッ、ガチッ。こんな急勾配の畑だ。敷地内に先祖の墓がある。このおばあさんは90近い。さながら仙境の世界と感じた。惜しむらくは、南面が杉ばかりなこと。これが広葉樹だったらなあ……。かつて至るところに杉や檜が植えられた。…

聖地を見つけられたら、人生の大きな財産となる

自分だけの「聖地」を見つけること。そこは、ひとり静寂にしていられる。気がいい。風が通る。清流がある。日当たりもいい。木陰もある。祈っても歌ってもダンスをしても、まったく気兼ねがいらない。そうした自分だけの安心な空間。それが聖地。見つけられ…

メッセージ、ヒントが、ひらめきがやってきたら、即「書く」のがいい

考えがまとまったら「書く」という人がいるが、たぶんそれだとなかなか書かない。ついには書けない。書くことで考えがまとまる。書くことで考えを深めていく。ぼくはそういうやり方だ。といって、なにも浮かばなければ書けない。メッセージ、ヒントが、ひら…

あちこちにアートフルなものが

河原を散歩していると、あちこちにアートフルなものが。そんな目で見てみると、たくさん。これもまた、山里の宝物。ま、しかし拾ってきても、置き場に困るだけなんだけど。

気分転換と早足歩きの筋トレを兼ねて

きょうも暑い。気分転換と早足歩きの筋トレを兼ねて、一日3回、ランの散歩にいく。すぐちかくには、気田川の涼し気なエリアがたくさんある。ほとんど誰もこない。ランの涼み場、ぼくひとりの瞑想エリアとしてひっそり利用している。

東京」より「センスある地方」のほうが断然いい という話

これから住むなら「東京」より「センスある地方」のほうが断然いい―と、内田樹☓平田オリザ☓藻谷浩介の話。平田オリザの劇団は、いま東京の駒場にあるが、兵庫県・豊岡市に移転するという。豊岡市は、コウノトリで有名。首長は県にコウノトリの郷公園を作らせ…

たいせつなのは、国語力。日本語の読書力。そして、作文力。会話力。なにより、自分で考える力。

英語が話せたらいいのになあ。そういう場面がよくある。もっと楽しい旅もできる、友達もできるし、仕事の可能性も広がる。中学から習い始めて高校、そして大学でも履修科目に入っていた。でも結局、話せない。ざんねん。英語ができれば、いい大学にいける。…

熟した梅の実

ランの散歩コースは、気田川の河原。そこに大量の熟した梅が落ちていたので、拾ってきた。20キロくらいあるかな。まずは冷凍しておく。暇な時、砂糖とともに炊飯器にいれておけば、甘露煮ができあがる。梅ジャムもかんたん。山里には、あちこち梅の実が放置…

世界の少数民族や日本の歴史ある祭を訪ねては撮影

観光化されておらず、その集落だけで数百年、千年以上にもわたって継承されている祭がある。山田武弘さん(79歳、浜松市中区)さんは、そうした世界の少数民族や日本の歴史ある祭を訪ねては撮影してきた。これまで訪ねたのは、北インドの標高3千もあるレーや…

日暮れて道遠し。行き先わからず。けれど、日々歩むだけ。

12年間もサラリーマンをした。その会社がイヤになったら別の会社に移り、そしてまた別の会社と。それぞれ、大きな一部上場企業だった。若いので、そういうことができた。しかし、会社人生、ぼくにはやはりダメだなあ。なにかちゃんとしたワザを身につけなけ…

葛の葉の勢いがすごい

歩くのが筋トレに一番。ランを連れて、早足20分、一日3本。あかりの肩車散歩、30分。これを日課にしている。気田川では鮎釣りをしている人たち。葛の葉の勢いがすごい。葛の葉や 釣り人じっと 佇めり 葛の葉や テトラポッドも なんのその 葛の葉や 流れもは…

山の中にブラジル人の教会が

山の中をクルマで移動していたら、突然、こんな看板が。あれ? なにかホテルかな。いやこれは、どうも宗教施設みたいだ。うん、そうだ。きっと、ブラジル人の集う教会だろう。山の上から太平洋の望むことのできる、なかなか快適な空間。しかしまったく人里離…