過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

先の見えない混沌を楽しめるかどうかが、成長のひとつの目安と

「生きがいの創造」の著者・飯田史彦さんを、福島大学の研究室にお訪ねしたのは、15年前のことだ。福島大学は、森の中にある広いキャンパスで、ちょうど桜が満開で、新入生の初々しい姿に触れて、なにか別天地のような感があった。取材メモが出てきたので、…

「断捨離」に踏み出さねば

「断捨離」に踏み出さねばと、日々思っている。書類の整理に入りだした。整理が進めば、すこし集中力とエネルギーが出てくるものだ。きょうは、郷土史家で20数冊もの著作がある木下恒雄さんを訪ねた。84歳。終活で本を処分したいと言う。岩波新書やら司馬遼…

窓開けて 満月さんに ご挨拶

ランが遠吠えしている。窓を開けて、あかりにランを見せてあげようとした。そのとき、あかりが空を見上げて「あ、お月さま」。満月に群雲が動いていた。─────────────────窓開けて 満月さんに ご挨拶 見上げれば まさに満月 春夜空群雲に まんまるお月 流さ…

いきなり「ちょうだいは?」と聞いてくる

ちょうだいと 無理に言わせて くれるなり ふんづけて いたたと叫ぶと うれしそう─────────────────あかりとの言葉のやりとり記録。いきなり「ちょうだいは?」と聞いてくる。 なにかくれたいようだ。なので、「ちょうだい」と言う。 「はい」。ままごとのパ…

体力も 気力も落ちて 句を作る

かなり生命力が落ちていると感じる昨今。気力が湧かない。疲れやすい。ぐったり感がある。血圧を測ったら60-90。20代からの低血圧。いつもは上は100というレベルだが、それにしても低すぎる。元気が出ないはずだ。あれやこれや企画したり運営しすぎての揺り…

子を乗せて 白蛾とともに 保育園

あけがた、磨いた黒いワンボックスカーに、白蛾がひとつ止まっていた。山里の道を走るので、車は傷だらけ。運転がザツということもある。あまりにみっともないので、すこしは補修しよう。疵をスプレーで補修してワックスかけたら、ピカピカになったのだった…

けふからは これも筋トレ 草を刈る

今日から草刈機を始動。エンジンも一発でかかった。わが草刈機は背負い式、二枚刃の強力なやつ。普通の人の倍以上の速度で刈れると思う。ま、その分、ザツだけどね。これも筋トレ。毎日10分ずつでも、刈ってゆくとするか。────────────────── けふからは こ…

山里の 夜半は俄かに ざんざ降り

山里の 夜半は俄かに ざんざ降り 子の寝息 山里の夜に ざんざ降り 子の寝息 けふは夜通し ざんざ降り 屋根叩く ざんざ降りにも 子は寝息 子の寝息 明け方にやむ ざんざ降り ざんざ降り 屋根を叩くや 子の寝息───昨日は夜通し、大雨が降っていた。屋根を叩く…

手帳、アイフォン、アイルランドの笛の三点セット

緑風に 俳句の手帳 めくられる 緑風や 耳をすませば 水の音 緑風に 少年野球の 掛け声す ─────────────── 手帳、アイフォン、アイルランドの笛の三点セット。緑風が心地よい。水音も聞こえる。そして、グランドでは少年野球の掛け声、ボールを打つ音。今朝は…

自治会と祭と信教の自由について

自治会による神社管理費の徴収は信教の自由を侵害しており、憲法違反である。そのように判決に示された。「自治会と祭と信教の自由について」自治会の役員になった友人から相談を受けたので、すこしまとめてみた。〈祭はほんらい神事である〉田舎では、祭は…

黄金のような時間を味わっている

毎朝、ここで笛の練習。すぐ近くのホタル公園だ。ランの散歩を兼ねている。朝の光を浴び、黄金のような時間を味わっている。きょうはアイリッシュ・フルート。夕方は簫(Xiao)を吹く。「蘇州夜曲」を吹いていたら、散歩のおばさまたちが、聴いていて拍手し…

ハングドラムを叩かせてもらった

ハングドラムを叩かせてもらった。五郎さんのコンサートの始まる前に。この楽器はスイスで誕生した。ペンタトニック(5音で構成される音階)にセットしてあるので、どこをどう叩いても調和するメロディーになる。そして、とても瞑想的な余韻にひたれる。スチ…

白鷺の 濁流のぞんで 不動かな

うち続く雨のために、気田川も濁流となっている。毎朝の散歩していると白鷺に会う。じっと動かない。濁流のほうが、魚たちが水面に上がってくるので、捕まえやすいのただろうか。 - 白鷺の 濁流のぞんで 不動かな 白鷺の 濁流のぞんで 立ちつくす 白鷺は 水…

明烏 珈琲香って 春吐息

行く春や カラスの鳴きて 空わたる 明烏ないて 日課の豆を炒る 春惜しむ 二鳴き三鳴き 明け烏 行く春や 珈琲香って 明烏 明烏 珈琲香って 春吐息 ───────────────今朝も頭の体操、俳句はつづいてる。 早起きしてコーヒーの焙煎するのが日課だ。明け方にカラ…

早く花よ咲けとせきたてるように降る雨と

花や草、樹木の成長には恵みの雨。これを「催花雨」(さいかう)という。早く花よ咲けとせきたてるように降る雨と。しかしまあ、雨はうっとおしい。ぼくは報告書やら決算書類やらで、気が晴れず。────────────── 領収書 整理終わらず 雨ざあざあぱらぱらと …

子どもの素直な俳句が、なかなかいい

子どもの素直な俳句が、なかなかいい。伊藤園のサイトで見つけた。みなさん6歳から8歳くらい。────────────────── おじいちゃん 今年はお空で お正月(7歳)どうどうと 空に出てくる 太陽は(8歳)こがらしと かけっこをして 家帰る(8歳)くつひもに ゆうき…

けふ一日 なるにまかせよ 白蓮華

俳句つづけている。 今日一日というテーマでひねってみた。────────────────── けふ一日 なるにまかせよ 白蓮華白蓮華 なるにまかせん けふの日よけふの日よ なるにまかせん 白蓮華けふ一日 浮力にまかせ 生きてゆこけふがまだ 明るいうちに 旅支度 ────────…

創作していて、言語感覚が磨かれることは、間違いない。

小説を書け、エッセイを書けというと、素人にはとても難しい。最初の数行だけでも読めば、その力量はすぐに分かってしまう。プロとアマの差は歴然。けれども俳句は、達人も素人も、その差がわかりにくい。芭蕉、蕪村、一茶、子規、虚子……これらが俳句の巨人…

積木くずしに時忘れ

あかり、2歳8か月。まだまだおかあちゃんにベッタリの時期。トイレに行くにも風呂に入るにも、お母ちゃんはたいへん。 妻が風呂に入っている間、あかりのおもりをすることになる。 ……絵本を読み、積み木を立てては崩して遊ぶことにした。寝転んで眺める 春の…

激しい雨が降りつづく

激しい雨が降りつづく。夜明け前に目が覚めた。俳句をいくつかひねりだす。季語などとらわれず。俳句も川柳も関係なし。五七五の型になんとか入れるだけ。……はじめは静かな雨だった。子の寝息 雨しとしとと 山の里……だんだん激しくなる。降る音や 雨ざわざわ…

しばし笛を吹いて気分転換をはかる

頭が疲れると、ここにくる。事務所から徒歩3分。この池には気田川の清流が流れ込み、6月になるとホタルが舞う。しばし笛を吹いて気分転換をはかる。アイランド笛と簫(Xiao)という1メートルもある中国の長い笛を練習している。

またよむと「もいっかーい」。何十回と繰り返させられる。

あかり:絵本よんで。絵本よんでー。 おかあちゃん:いまいそがしいの。ぱーちゃんによんでもらって。 あかり:ぱーちゃん、だめ。ぱーちゃん、お仕事たいへんなの。きのうの会話だ。こんなに喋れるようになってきた。 妻がたくさん絵本を読んで聞かせている…

ごろねんね 絵本よめるよ 箱の宿

子どもって箱が好きなんだね。ダンボールで家をつくってあげた。窓もある。天井も開く。ポストから絵本を投函してあげると喜ぶ。そのうち、箱もかぶりだした。ごろねんね 絵本よめるよ 箱の宿 箱かぶり 箱のわが家で 絵本よみ いくたびも 箱の我が家で ごろ…

二日連続、ランの脱走

二日連続、甲斐犬のランが脱走。昨日は、生きがい特派員という活動の委嘱式。遅刻できないぞ。さあ、これから静岡まで行かなくちゃ、というときに脱走された。生ハムを持って、さがしに歩く。見つからない。ランは、近所の家の庭へ嬉しそうに遊びに行ったよ…

たんぽぽの綿毛をフーフーと

たんぽぽの綿毛をフーフーと吹く。 きょうの夕刻の散歩の風景。

味噌作り

茹でた大豆を、臼に入れて杵でつぶす。自家製の麹と塩をいれて、また杵でこねる。杵でつくと、適当なつぶつぶ感があって、それがまたおいしいのだ。すごいのは、森下家には、100年以上もつづいている専用の味噌小屋があることだ。そこの味噌樽に入れる。半年…

遠くの医者より近くのバイスタンダー(そばにいる人)と

大相撲舞鶴場所で倒れた市長の心臓マッサージについて。Twitterでは、ためになるコメントがスピーディに得られる。テレビは、だらたらとつまらないコメンテイターが多すぎて時間のムダになることが多いと思う。以下、Twitterから引用 - これはドリンカーの生…

相撲と女人禁制について、調べてみた

相撲と女人禁制について、調べてみた。すごいねインターネット、必要な論文が瞬時で出てくる。むかしは、あちこち電話したり、大宅壮一文庫に行ったり、丸善にでかけたり。図書館に行って閲覧カードを調べたり、司書に聞いたりした。大きな図書館に閲覧申請…

「捨てる」……というのは、大きな課題

「捨てる」……というのは、大きな課題。なにしろ、捨てられない。「いつか使う」ので、とっておこうとする。けれども、整理ができないので、ごちゃごちゃになる。結局、使わない。使えない。場所だけ占有している。そんなスペースがあちこちに。整理されてな…

国会が始まると、官僚たちは事前質問に応じて、深夜まで答弁を書く

国会審議みていると、総理や大臣や答弁するのだが、官僚の作文を読みあげるだけという場合が多い。かれらが詳細など、わかるはずがない。大臣たちのほとんどの答弁は官僚たちが書く。漢字が読めない大臣もいるのでルビも振られる。官僚の作文をただ読み上げ…