過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

インドのホーマ。火の儀式

インドのホーマ。火の儀式。ラマナ・マハリシのアシュラムにて。仏教の護摩は、ホーマの音訳。炎の中に神々を招き、スヴァッハーと唱えて供物を捧げる。スヴァッハーは、「般若心経」の娑婆訶(そわか)である。娑婆訶は、スヴァッハーの音訳。密教では阿闍…

Satish Kumar(サティシュ・クマール)のことばが、とてもいい

Satish Kumar(サティシュ・クマール)のことばが、とてもいい。講演から気に入ったところだけを、池谷の好みでピックアップしてみた。以下は一部だから、全文のほうを読んでみてね。ぼくは、「“未来“を信頼すること。なんの心配もいりません。大いなる宇宙…

ランの散歩の功徳。ランよありがとう。

ラン(甲斐犬)の散歩は、ときに面倒だなあと思うことも多い。しかし、とにかく散歩させざるをえない。いやおうなく歩く。歩くことは、健康維持につながる。歩いていると「ひらめき」が浮かぶ。つねに手帳はポケットにある。ひらめきから、企画にむすびつく…

死の間近にした方への見舞いについて

スリランカの上座仏教の長老に、死の間近にした方への見舞いについて、アドバイスを受けたことがある。こんな話であった。 - 深刻で、さもたいへんそうな雰囲気で見舞ったりしないほうがいいんです。いつもの友人として、いつもの付き合いの時のような感じで…

神様に対しても人生の先輩のような気もちで、普通に接するのがいい

本作りのために原稿を整理していて、上座仏教のスマナサーラ長老とのやり取りが出てきたので、再投稿。話がたまたま、神社について及んだこともあった。長老はもちろん仏教徒だが、神社に参拝することもあるという。どんな思いで、参拝するのか聞いてみた。 -…

「看とりとおくり」の冊子を昨日から制作中

「看とりとおくり」の冊子を昨日から制作中。この2年くらいに投稿した文章を元に編集。冊子というよりも本かな。100ページを超えてしまう。すでに原稿はできているので、ジャンル別に並べ替え、小見出しつけて、ポイントの言葉をゴシックにする。あとはデザ…

なかなか過密な二日間 主催者だと気を張る

過密な一日だった。妻とあかりは風邪でダウンしていて、実家で療養中。あれこれと主催するイベントがいって、細かいところにミスが出そう。「手伝うよ」と快く田中さんが同行して助っ人してくれのは、とてもありがたかった。朝は「春野の畑で青空キッチン」…

たいせつなのは、日本人の研究だよ。日本人はどこからやってきて、どういう民族なのか

学生時代に出った榎本出雲さんというおじいさんの話し。東京帝大の国文、読売新聞記者、ルンペンを経て、当時は、巣鴨の4畳半の安アパートに暮らしてた。日本民族の起源はオリエントにあるという研究を、楽しそうにやっていた。ぼくの学生時代は、まだ学生運…

2月24日は、「第3回神社・寺カフェ」のプレイベント

2月24日は、「第3回神社・寺カフェ」のプレイベント。14時からクリエート浜松の5階の和室。参加費無料。予約不要。神社とお寺の紹介。例年、お坊さんたち何名かが参加して、話をしてもらいます。インドのスワルナリさんもインドにおける仏教のことなど、話…

2月25日(日)「納得のいく看とりとおくりを考えよう」の連続講座(全6回)

「納得のいく看とりとおくりを考えよう」の連続講座(全6回)を開催します。第一回目は、2月25日(日)14時から、クリエート浜松。5回会議室。池谷が司会進行、曹洞宗の僧侶がお話します。参加無料、予約不要(会場は50名)、浜松市の文化事業。テーマは…

焦点を絞る。すべてを言おうとしない

言いたいことの8割以上は、捨ててしまう。いまここで伝えたいことだけに絞り込む。9割は捨てるわけだ。でも、捨てた9割が、見えない背景となって、土台となって、エネルギーとなって話を支える。もっと聞いてみたい、ということになるのかもしれない。講演…

好きか嫌いか、長いものには巻かれろ これが行動原理と

学生時代に、よく遊びに行ってはいろいろ教えてもらった榎本出雲さんというおじいさんがいた。4畳半の安アパートに暮らしていた。東京帝大を出て、大新聞の記者をして、組合運動して辞めて、いちどはルンペンまで落ちたという人だ。日本語の起源はオリエント…

なんとか完成に近づけた。「産前・産後の妻から夫へ言いたいこと」という冊子

なんとか完成に近づけた。「産前・産後の妻から夫へ言いたいこと」という冊子、50ページ。原稿書いてデザインまで。このあたりで完了とする。妻にアドバイスもらいながら書くつもり。が、山ほどありすぎて、アドバイスが怖い。というか、当時の苦労を思い出…

無知の黒いガラクタの中でのみ、イデオロギーの分別のない闘争が

真の野蛮性というのは、愚かさのこと。無知の黒いガラクタの中でのみ、イデオロギーの分別のない闘争が繰り広げられる。無知な人々は、無知な支配者を選ぶ。そして無知な支配者こそが戦争へと導く。そして、今度、引き起こされる戦争は、その後の地球に永遠…

どうも内燃機関が弱っているような

最近、体調があんまりよくない。そうして、妻とあかりは、風邪でダウンしている。ぼくも発熱してきた。明日の「山里のインターネツト講座」は、数名の方の申し込みがあったが、急遽お休みさせてもらことにした。ちかくの診療所でインフルエンザの検査をして…

「仏教の源流、インドを学ぶ」。「楽舎の学校」の2つ目の企画

「仏教の源流、インドを学ぶ」。「楽舎の学校」の2つ目の企画。講師は、横田スワルナリさん。東インドのベンガル州出身。夫が春野出身で、夫婦で実家を訪ねた折にいつも寄ってくださる。日本語が堪能で、インド哲学、歴史、宗教、日本の仏教についても詳しい…

「楽舎の学校」がスタート

「楽舎の学校」がスタート。参加者は春野の地元・まちなかと市外から半々。遠く愛知県からも参加してくれた。会場は、春野ふれあい公園の研修室。参加者の多彩な顔ぶれ。……鍼灸師、気象予報士、カヤックと和紙作り、神社の神主、過疎地の便利屋さん、美しい…

どうせ書くのなら、収益を上げるという方向にしていかないとなあ

書くのは楽しい、学びになる、達成感がある。心を鍛え、頭脳を鍛え、生き方を探求する。そんな思いで書き続けていくつもり。そうはいっても、問題はある。書き上げることで、なにか仕事をしたような満足感を覚えてしまうことだ。その実、なんの収益にならな…

せめて明晰な文を書こう、わかりやすい文を書こう。そのように日々努める

文は人なりで、明晰な人は明晰な文を書く。頭が混沌としている人が、明晰な文を書くことはありえない。自分の頭は明晰ではないが、せめて明晰な文を書こう、わかりやすい文を書こう。そのように日々努める。そうすると、すこしずつ頭が整理されてくるんじゃ…

障害の中に、制約の中にこそ、自由があると考えてみる

障害の中に、制約の中にこそ、自由がある。あがき、奮闘し、あきらめ、気づき、ときにはもう〈おまかせ〉せざるをえない。そういう現実にこそ、浄土があり、天国がある。……のかもしれない。なにも障害がない。風光明媚で、穏やかな涼しい風に吹かれる。花園…

会場変更のお知らせ 17日と18日は「春野ふれあい公園」の研修室に

会場変更のお知らせ。2月17日の「春野の歴史」と18日の「インドと仏教」の講座は、楽舎から「春野ふれあい公園」の研修室に変更となります。定員が予定よりも多くなりそうなので、楽舎の居間ではちと窮屈。それで、椅子とテーブルのある「ふれあい公園」の研…

歴代の天皇の位牌を間近に拝見したことがある

天皇の位牌を間近に拝見したことがある。お堂に入らせてもらうと、天皇の位牌がずらりと並んでいた。祭壇には過去帳があった。畳半分くらいの大きさだったように思う。それをめくってみると、すべて天皇の名前が記されていた。天皇陛下の崩御された日にちが…

後継者を求めている。お茶農家から相談を受けた。

後継者を求めている。お茶農家から相談を受けた。そこは集落全体で、有機農法でお茶を栽培している。完全無農薬。輸出がメインということもあって、増収増益である。その集落のなかのお茶農家が、後継者を求めている。広さは1ヘクタール。機械も道具もすべ…

中学校の教科書を読んでみると、ぼくにはなんとも楽しい

ぱらぱらと教科書を見ていると、おそらく勉強って楽しくないだろうなと、みてとれる。テストもあるし、成績も評価されるし。でも、歳とって、こうして中学校の教科書を読んでみると、ぼくにはなんとも楽しい。きょうは、ちかくにある児童養護施設を訪ねた。1…

平将門が討死したのが、きょう2月14日

平将門が討死したのが、きょう2月14日。一千年前の天慶3年(940)。みずから新皇を称して挙兵。敗れて斬首、さらし首となる。この絵は、北斎の描いたもの。無念を残して亡くなった武将や貴族などは、きちんと鎮魂しないと、荒ぶれる神、怨霊となって祟る。それ…

今週の楽舎のイベントの案内

今週の楽舎のイベントの案内。いずれも14時から。会場は楽舎。参加費無料。要予約(あと数名)。080-5412-6370(池谷) 池谷がインタビュー、司会をしながらの進行。浜松市天竜区春野町気田946 TEL053-989-11122/17(土)は春野の歴史講座。講師は、木下恒雄…

「寿命をすり減らすような仕事をしているね」。 会うなり、そう言われてしまう

「寿命をすり減らすような仕事をしているね」。 会うなり、そう言われてしまう。「こんなに頭に邪気がたまるようでは、だめだなあ」。 邪気を抜いてもらった。邪気とは、滞って気の流れを阻害して、疲れと重たさを生むものなんだろうと思う。「楽しい仕事し…

東京で第2回目の「田舎暮らし入門座」

自分のこれからの生き方、健康管理、人生のしまい方、地域との付き合い、空き家、農業と林業、子供の教育、地方の文化と暮らし。いろいろと語りあう場となった。なんでも語りあうということが、たいせつと思う。東京で第2回目の「田舎暮らし入門座」。前回は…

意味よりも響きを、声を響かせて気持ちのよいことを中核にしている

あかりは、お経も祝詞も参加するようになってきた。なんみょーほーれんげきょーー、と唱えると一緒に声をだす。かしこみかしこみ、まおすーーーー、と祝詞をとえると、一緒におーーーと声を響かせる。柏手もパンパンと。(向かっているのは、写真には見えな…

公明党の立党の目的は、そもそも国立戒壇の建立にあった

「板曼荼羅真偽論争に決着」という本の企画のことを書いた。友人が執筆していたのだが、「世に出ないのはもったいない」ということで、ひとつ企画させてもらおうということになった。信徒数は1,000万人余という社会的な勢力のある、創価学会、顕正会、法華講…