過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

考えを止める(2)

考えを止める(2)こんな話を聞いた。インドで出家したアメリカ人からだけど、出典は聞かなかった。『マハーバーラタ』あたりかもしれない。ある男が、とても優秀な召使がほしいと思っていた。なんでも率先して、やってくれる召使。そうして、そんな召使があ…

考えを止める(1)

考えを止める(1)「自分」と「自分の考え」は、イコール。「自分」と「自分の考え」は、切りはなせない。自分の考えは、自分そのもの。自分というものは、考えている自分である。デカルトのいう「われ思う故にわれあり」だ。じゃあ、考えがなくなったら、自…

納得のいく〈看とり〉と〈おくり〉を考えよう 企画書

タイトル:納得のいく〈看とり〉と〈おくり〉を考えよう〈背景と目的〉人生において、親しいひとの〈看とり〉と〈おくり〉はかなり重要なことである。けれども、納得のいくことが、むつかしい。必要以上の延命治療などで、心からの〈看とり〉ができにくいこと…

「神と仏のオープンカレッジ」──日本のこころの土壌となる神道や仏教を学ぼう 企画書

タイトル:「神と仏のオープンカレッジ」──日本のこころの土壌となる神道や仏教を学ぼう〈背景と目的〉日本のこころ(生き方、ものの考え方、美的感覚、道徳、習慣)の土壌に、神道と仏教がある。これらを外して、日本のこころはかたりえない。けれども、その…

思いきり泣けるお寺というのがいいね

「神社・寺カフェ」を企画しているところ。今年で二回目。で、これがいろいろむつかしい。お寺というのは、かならずしもお客さんが来ることを望んでいない。ひとりひとり相手しなくてもよい、ただ参拝してくれて、お賽銭を入れてくれるならオッケー。ふらー…

シフトレバーでギアチェンジするように

いそがしい? と聞かれると、「もう、いっそがしくて、たいへん」というような答えかたをしてしまう。まあ、たしかにいそがしいのは事実なんだけどね。というか、たぶん気持ちがのんびりできていない。やることちゃんとやってないので、あれやらなくちゃ、こ…

自分だけの自然の中の聖なる場所を

静かに日向ぼこして瞑想できるところ。ヨーガも気功もストレッチもできるところ。そんな場所を、ランを連れていつも探している。いくつかあるんだけど、ここもいい。大きなベンチがありがたい。寝っ転がってヨーガができる。見上げれば、大樹の枝が、空に根…

阿呆になって、天の気と遊びなさい

この道は、喜ぶこと陽気ぐらしの道。 どんな苦労のなかでも、どんな道のなかでも、喜びを忘れてはいけません。 そういう心をもって歩いたら、かならずいい道がついてきます。 この道は、喜ぶこと、笑うこと。 自分自身が喜ぶこと。 そうなったら、人生も仕事…

お正月って先祖がかえってくる

お正月って先祖がかえってくるという考えがあったのか、とあたらめて気づいた。御霊(みたま)まつりという意味あいがあるんだ、と。先祖がかえってくるというと、お盆だ。それと、どうちがうのか。お盆は、故人になっても、まだ個性があって、いわば「荒霊…

「土地の所有」について。農地と山林。

土地について考えている。「土地の所有」についてだ。大きくは「山林」と「農地」について。まず、「農地」。古代の律令制にあっては、土地は国(王)のものであった。それが、次第に耕した者たちの所有になっていく。荘園ができたりして、大地主ができてい…

いつも、あたらしいということ

いつも、あたらしいということ。新年を迎えて、ふたりの方の話を思い出した。ひとりは、スリランカのスマナサーラさん。この方との出会いは30年も前になる。浅草での仏教を学ぶ集いに、竹田さんに伴われて現れたスマナサーラさん。会の世話役のSさんが質問…

初詣も行かない。行きたくなるような神社もなし。

初詣も行かない。行きたくなるような神社もなし。墓参りもしない。新年の挨拶にいくわけじゃない。書き初めもしない。お餅もつかない。門松も立てないし。とくにきれいな洋服に着替えるわけでもなし。まちにも出ない。紅白もみない。行く年くる年もみない。…