過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「われ」がみているのは、「われ」がつくった世界

一日の中で、やはり朝がいちばん元気だ。とくに早朝。前の夜には、心身が疲れていても、ちゃんと眠れれば、朝は元気になっている。その繰り返しで、こうして生きてきた。 疲れというのは、肉体はもちろんだけど、心にかなりの比重がある。心配ごと、先案じ、…

ブータンでや東ティモールでの有機農業の指導

先日の東京国立市でひらいた「田舎暮らし入門講座」には、御園さんも来てくれました。ブータンでや東ティモールでの有機農業の指導、ヨーロッパのクラインガルテン、ロシアのダーチャのことなど興味深いものでした。そして国立市で陸稲を栽培して収穫された…

お経はそもそも、うたうようにして伝えられていった

ギターをひきながらよむので、お経のページをめくるのがわずらわしい。ので、お経をスキャンしてA4サイズにまとめた。近ごろは、浄土真宗のお経が気に入って、毎日、よんでいる。真宗のお経は音楽性があるので、よんでいて心地よい。よむのは、親鸞の詩と…

学校法人を相手に裁判を起こしたい。続編。

裁判の続編。大学法人を相手に裁判を起こしたい。そう友人が言う。知的所有権の侵害や不正競争防止法絡みの訴えとなる。裁判は、最低でも一年あるいは二年くらいかかる。お互いに消耗する。しかも、勝てる見込みは薄い。裁判官が和解に持ち込むのは見えてい…

いまの心のまま死んで、それでいいだろうか。

いま死んだとしたら、どうなるだろうか。いまの心のまま死んで、それでいいだろうか。つねにいま死んだらどうなるか、ということを意識して生きているかどうか。 ……そこが、仏教者であるかないかの分かれ道。そう言われたことがある。テーラワーダ仏教の僧侶…

ブルーベリー園の下草刈りと剪定

楽舎のブルーベリー園の下草刈りと剪定。こちらには、200本のブルーベリーがある。Y君が草刈、Iさんが剪定してくれた。まだまだ終わらないけど。こちらは、山の上で沈む夕日がたいへんに美しい。春にはワラビが繁茂する。ウドもある。サクラも咲く。すぐ近…

二俣のマルカワの蔵を訪ねた

二俣のマルカワの蔵を訪ねた。かつて二俣にはたくさんの蔵があった。まだ残っている古い酒屋の蔵を活用したギャラリー。いつも暖かく本島さん夫婦が迎えてくれる。居心地のいい空間。

クラウドファンディングについて、すこし考えてみた

あるひとから企画書をみてくれ、と言われた。企画としては、なかなかおもしろい。視点もいい。うまく打ち出せたら、あたらしい流れは起こせるとみた。 ただ、わかりにくいこと。いくつかある。さきほど投稿した契約のことと似ているけど。 まず、主体は誰な…

さて契約書づくりということ

ある集落に工房をひらくので、契約を交わしたい。そういう相談を受けた。契約書の雛形がほしい、と。 甲は乙は……と、いきなり条文作る前に、確認することが幾つかある。 契約はそもそも「約束ごとの確認」のため。安心のため。お互いを縛るもの。 で、じつの…

山里暮らしの魅力は、人にこそある

「これはおれがつくったものなんだ」といえる作品。フィールド。刻印。実在感。誇り。それが、人としての大きな喜びなんだろうと思う。 芸術家や職人などには、そういう気概がある。「おれの作品だ」と、ここに提示できる。自らがゼロから作り出したもの。ひ…

地方都市の市営住宅にも、いいのがある

「田舎暮らし」というと、畑があって山里の一軒家がいいというイメージ。だけど、山里に近い・まちなかのアパートという選択肢もわるくない。雇用促進住宅に外資が入って、リフォームして貸し出していることを書いたが、地方都市の市営住宅にも、いいのがあ…

田舎に近い・まちなかでのアパート暮らしという選択もある

60超えた独身の女性。「田舎暮らしをしたい」という。仕事は介護、ヘルパー、校正など。都内に暮らしているので、家賃は7万円を超える。仕事の収入は、家賃に消えていくことになる。都営住宅に入れば家賃は安いが、抽選に外れる。独身だと、公営住宅は当選し…

東京の国立市で田舎暮らしの説明会と相談会

12月13日は国立市の公民館で、山里暮らしの説明会をひらいた。都心でのセミナーは初の試み。ぼくが国立に20年暮らしていたので、その縁で国立を皮切りに開いていくことになった。参加者は20名余。3時間の説明と交流会。いろいろな方が来てくださった。春野に…

お父ちゃんは疲れ果てて寝てた

お父ちゃんは疲れ果てて寝てた。あかりが、ごそごそと入ってきた。 お父ちゃんは、朝の日差しのなか、ほたる公園に出かけて、ミニギターをひきながら、インドの祈りの歌をうたいつづけてた。

そのうち、屋根付きの休憩所をつくりたいものだ

おばあちゃんは、毎日、4回くらい散歩にきて、どっこいしょと休憩する。ランはこのおばあちゃんが大好き。いつもおやつをくれるから。でも、おばあちゃんの連れているコロちゃんは、ランのことが怖くて震えている。ここの事務所にいると、いろいろなお年寄…

問われるまに語っていると、なにかを説明している自分がいる

仏教について聞かれることが多い。宗教について語ることも多い。あるいは、供養とか死後のことについて語ることも。 あれこれと本を読み、インドを歩き、諸宗派の行をさわりを体験し、自分でもいろいろ気づいたことであれば、語ることはたくさんある。 ただ…

人に会うと、どうして疲れるのだろう

ひとに会うとやはり疲れる。たくさん会うと、たくさん疲れる。馬や猫や牛に会うのは疲れない。どうしてか。 人に会うと、どうして疲れるのだろう。会うだけだから、体力的なんてたいしてつかわない。でも、ぐったり疲れることがある。 やはり緊張するからだ…

どうぞどうぞ、雨さん降ってね。晴れてもオッケー、雨でもオッケーという生き方が

忙しい、ああい忙しい。……よく口にしたりつぶやいたりする。いそがしいと心身ともに披露する。まさに「忙」という字のごとく、心が滅びるすがたでもある。 仕事が過密だと忙しい。やることがたくさんあると忙しい。やっていても、ちゃんと完了していないと忙…

東京での田舎暮らし説明会など

きょうは休養の一日。なもしないで、のんびりしているところ。この連日、いろいろなお客さんが来訪。そして、東京での田舎暮らしセミナーと過密だった。 昨夜は、夜中の11時に帰宅。休み休みで6時間の運転。夜に走る高速は、めっちゃ疲れた。後部座席で、す…

発信を続けていくと、固定読者が増えてくる

ネットは、情報を得るだけじゃない。こんな山里にいても、自分から世界に発信できるがすごい。良質なすぐれた言論、主張が、一気に伝わることもある。ゴシップのほうは、もっと速くひろまるけど。 発信を続けていくと、固定読者が増えてくる。いつも読んでく…

たいせつなのは発信。考えをまとめて、発信できること

「インターネットってすごいらしい……」みたいな話をしたのは、20年前だった。Googleはまだ、この世になかった。 それがどうだ。いまは、ネットですべての情報にアクセスできると言っていいくらい。こないだインドの人に聞いたら、みんなスマホ持っている。鉄…

健康長寿財団で、特派員を募集する予定

静岡県の健康長寿財団で、特派員を募集する予定です。いま浜松市内&湖西市のエリアの特派員の空きがあります。ぼくはいま、浜松市の天竜区と北区などを担当しています。地域の健康長寿のお年寄り、手仕事の人などを取材しては原稿にするという仕事。かならず…

すぐれたメルマガを読むことも世の中の動きを知るツールと

講演会でお会いしたのが30年ぶり。名前を言うと思い出してくれた。じつはおんなじ憲法ゼミ(浦田賢治教授)の一年先輩である。以来、メルマガを届けてくださっている。水島朝穂教授は、学生の当時から、ものすごく冴えわたる理論家、もちろん左翼的(当時は…

多くの課題をかかえたま、死んだらつらい。

死んだら、どうなる。おしまいか。多くの課題をかかえたま、死んだらつらい。妻と子ども、未整理のモノとゴミ、不完了なたくさんなことの山。やりのこしがたくさん。死んだ後に、多くの人に迷惑をかけそう。それはいやだ……。 そんな思いがある。多くの人がそ…

なかでも浄土真宗が社会活動にわりと熱心である理由

日本の仏教界が受けた安泰と危機ということでいうと、江戸時代の檀家制度は安泰をもたらした。人々は強制的にどこかにお寺に帰属させられた。お寺は、政治の仕組みとして、村人を檀家として管理することになる。そのことで、生き生きとした布教の自由はなく…

ほんとうにいいのは、心地よい友人との出会いと語らい

テレビは見ない。いつの間にか時間がとられるから。どうでもいいゴシップや下らない笑いに頭が占拠されてしまいそうだし。地元でガソリンを入れるときに見るくらい。あと診療所の待合室での待ち時間。サウナに入ると、どーんとテレビがあるので、いやおうな…

『バガヴァッド・ギーター』がやはりすごいなあ

インドにおいて『バガヴァッド・ギーター』は繰り返し読まれ、となえられ、歌われている。インドの宗教と哲学の一書を絞れというと、この本になるのだと思う。その成立は古い。紀元前5世紀頃から紀元前2世紀頃といわれる。2000〜2500年も前だ。昨日、インド…

大きな風呂に入って温かさとエネルギーを

田んぼの後片付けの打ち合わせ。そして、シバヤギをもらえそうなので、飼おうかどうしようかと、迷う。ちかくでヤギを飼っている家に見に行く。ヤギは可愛い。とくにシバヤギはいい。飼いたいなあ。たいへんかなあ……。お訪ねしたことがきっかけで、ブルーシ…

ミニギターを弾いている 5度上の音を響かせると伴奏ができる

音がなかなかいい。軽い。小さい。片手でひょいと持てる。部屋に置いても邪魔にならない。ウクレレを倍くらいにした大きさ。いまミニギターを弾いている。 しかし、そもそもぼくはまったくギターは弾けない。基本的な和音すら押さえれない。音楽の基礎理論も…

日々、いろいろな方が訪ねてこられる

こんな山里にも関わらず、日々、いろいろな方が訪ねてこられる。家にいながらにして、多くの学びがある。この一週間に来られた方たち……。 まず、中国の山東省で電気自動車をプロデュースしている後藤さん、阿多古和紙作りをすすめている田中さんとともに来訪…