過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雪の中、桜櫓館(おうろかん)を訪ねた

秋田の散策篇。雪の中、桜櫓館(おうろかん)を訪ねた。昭和の初期に建てられた洋館で、安土城の天守閣のような展望の部屋が特ある。狭い階段を上ってみると、屋上の部屋は2畳ほどの広さ。四方がガラス張り。外は吹雪で寒かったが、居心地がいいので、ここ…

山道を間違えてフライトに間に合わない……

秋田への取材は、じつは出発から、えらいことになっていた。羽田発9時15分の飛行機に間にあうためには、朝の5時に家を出なくちゃいけない。掛川駅までクルマ。そして、新幹線とモノレールだ。掛川駅まではいつもの道なので、余裕で出かけた。山道は真っ暗。…

秋田でお寺や神社を訪ねて

宗教系の雑誌の取材だったので、禅僧で医師になった病院長をインタビューに秋田の大館を訪ねたのだった。話の内容も、祈りと瞑想、臨死から死の世界、そのケアの話から、霊界にいったりきたりするひとの過程とかのはなしになった。その日は泊まりで時間があ…

プロポリスのスプレー

秋田の出張取材から戻った。すごい雪の中を、徒歩で歩いていた。深夜帰宅してぬるいお湯に長時間入ったりしていたら、朝、喉が痛い。すでに喉が炎症を起こしている。こうなると確実に風邪のひきはじめ。これはいかん。さっそくプロポリスのスプレーを注文し…

さすがに秋田だ。美人が多かった

さすがに秋田だ。美人が多かった。ふつうに店番のひと、ホテルの食事の配膳のひと、飲み屋でレジを打っていたひと、若い頃はさぞや、という品のいいきれいな人を見かけた。しかも、みなさん柔和で優しげな雰囲気。つんと澄ましてはいない。そこがよかった。…

ガチャマン景気

先日、妻の乳腺炎の治療のために助産院に行く。つぎから次へと、子育てのお母さんが来院。ぼくは中に入れないので、あたりを散歩する。見慣れぬ土地の散歩は楽しい。おや、インド料理屋がある。ここの家の花をいけるプランターがいい。クラシックカーの部品…

明後日は、秋田で雑誌の取材

明後日は、秋田だ。雑誌の取材。禅僧であり医師で病院長、緩和ケアをされている対本宗訓さんのインタビュー。13時のアポのためには、5時前に家を出て羽田まで。そして飛行機で大館能代空港まで。こんな山里に暮らしていても、なんとか日帰りができるのだ。…

首から上が詰まっている

寝つきが悪くて眠りが浅い。これは、もう何十年と続いていることだ。ああよく眠ったーーと、スッキリ起きられることは、ほとんどない。ああ、疲れたぁで起きることになる。ある治療家に触診してもらう。「あれ? 頭打ってる。それも二度くらい」と。そうだ。…

あかりも1歳6か月

いつの間にか、あかりも1歳6か月。すこしずつ言葉を発するようになってきた。YouTubeの画像で、ゴリラの胸ボコボコ叩くのと、童謡を見るのが楽しみ。お父ちゃんも無も叩いたり、タンバリン叩いたりして、一緒にうたう。1曲終わるとお父ちゃんの手を握って…

神社・寺カフェの第2回目のホームページ

神社・寺カフェの第2回目のホームページです。パンフがダウンロードできます。期間は2/19〜3/19。28の神社とお寺が参加します。それぞれの寺社ごとに、企画があります。2月19日はプレイベントで、ぼくが説明します。お坊さんも参加。http://raksha.jp.net/ji…

「仕事がない」「貸してくれる空き家がない」「地域の閉鎖性」の3つ

田舎暮らしをしたいひとが増えているのは、たしかだ。都会暮らしは、コストが高いし(とくに家賃)、子育てもたいへん、満員電車通勤などストレスも多い。ゆったりと田舎で野菜を作りながら暮らしたい、という自然派志向が増えてきている。ますますその流れ…

一緒に空き家探し

M君が来訪。いま春野町の「おためし住宅」にいて、そこは一年期限なので、家を探さなくちゃいけない。ぼくが管理している二階建ての一軒家を案内した。日当たりと風通しは抜群、見晴らしもいい。でも、いくつか難点がある。電気工事や水回り、床などの手直…

たまふり

「鎮魂」(ちんこん)の続き。鎮魂は、死者の霊を安んずるのではなくて「たましい」に活力をあたえる「たまふり」がもとの意義ということを書いた。そうして、天皇(太陽神であるアマテラスの末裔)という国の中心になるひとにおいて、それがなされると、国…

鎮魂について

「鎮魂」(ちんこん)について、考えている。魂を鎮めるというので、一般的には、亡きひとの霊を安んずるという意味で使われる。「(み)たましずめ」と。もともとは、体から「たましい」が抜け出してしまわないように、体に落ち着かせることをいう。死者で…

終戦記念日に参拝したことがある

靖国神社は、終戦記念日に参拝するといい。この日だけで、20万人ほどの参拝者がある。趣旨が違うけれども、明治神宮の初詣は319万人。みなさん粛々として参拝される。行くときも帰るときも、大鳥居から拝殿に一礼。70〜80代のお年寄りも多い。案外、若いひと…

太陽光発電のはなしが2件

今月になって、太陽光発電のはなしが2件。ひとつは、耕作しながら、その上に太陽光パネルを設置するというもの。1反あたりの売電が150万円/年として、10年余で回収できる、と。もっとも売電は、いま21円になろうとしている(20年の固定)。いろいろリスク…

移住相談にきてくれた

移住相談に来たのは、Uさん36歳。木工をメインに農業もやりたいという。一昨年の春野で行われたラブファーマーズ・カンファレンス(有機農業者の集い)のときに会って、話したことがあるという。ぼくのブログも読んでくれていた。なんとか空き家は見つかると…

靖国神社を参拝した さながら戦争博物館のようだった

先日、靖国神社を参拝した。神社とはいうものの、さながら戦争博物館のようだった。戦争を賛美し、戦いを鼓舞するようなものが多かった。大鳥居をくぐると、その先にまた鳥居が。その鳥居の左右の柱には、向かって右に、日本海海戦に勝利した東郷元帥のレリ…

お坊さんで医者 そういうひとの取材に秋田へ

もともとお坊さんは、修行をする過程で、山野を跋渉し、薬草などに知識も詳しかった。加持祈祷も、病を癒すことに役に立ったと思う。心の疲れ、ストレス、悩み苦しみが、病の原因のお大きな要素なわけだから、心を癒やすという大きなはたらきをもっていたと…

冬の光のありがたいこと ゆらゆら気功

朝は室内でも4℃ 外はきっと氷点下だろう。それでもランは犬小屋に入ってない。外に寝ている。ワラが敷いているにしてもなあ……。なんと寒さに強いことか。ランを連れて、ほたる公園を散歩。長いリードをつけて、のんびりさせさる。ぼくは気功とストレッチ。…

ガソリンスタンドが次々と閉店に

石油ファンヒータの灯油が切れた。ちかくのガソリンスタンドは昨年末に閉店となった。もう少し先のガソリンスタンドは2年前に閉じた。さらにその先、クルマで20分くらいかけて灯油を買いに行く。「うちも、あと5年もつかなあ……」とオヤジさんは言っていた…

戦死した瞬間に神となる

材の仕事で九段下に出かけた。せっかく九段にきたのだから、と靖国神社を参拝した。遊就館に入って、いろいろな戦争のため武器をみてまわった。その最後の部屋には、戦死された方たちの御影(みえい)が飾られてあった。御影の下に書かれた氏名にはみな「◯◯…

上野村の移住者がすごい

哲学者・内山節さんの投稿。上野村(群馬県)の人口の2割が移住者というのがすごい(人口は1,300人。移住者が260人)。「村の自然を守り、村の共同体を守り抜こう」という村長のことば。村の中学生に対する意識調査、全員が将来、上の村に住みたいと答えた…

新たに畑を耕した

山路くんと、畑を耕した。ちかくのデイサービス(みんなの家)の畑が放置されていたので、そこを借りることにしたのだ。さて、なにを栽培するか。ハーブくらいがよいかな。あるいは、菜の花、レンゲ、ひまわり。大豆。手前にある網を張ったところは、ヤママ…

若松英輔さんとのお話から

取材させていただいた若松英輔さんとのお話から。感性豊かな言葉が無駄なく次々と繰り出されてきた。それを、読者向けにわかりやすくしているところ。いま試行錯誤中。すこしエッセンス……。 「祈り」とは「願い」の対極にあるものなんですね。「願い」という…

名月をとってくれろと泣く子かな

名月をとってくれろと泣く子かな(一茶)一茶のよく知られた名句だが。まさか我が子をだいて名月を眺める日がくるとは、思ってもみなかった。煌々と輝く満月を見せにあかりを抱いて外に出る。外は風がびゅーびゅーと吹いている。あかりは、満月を指差して、…

この第一印象ってのがだいじ

トヨタのディーラーのひとが訪ねてきた。突然、アポなく訪ねて来られたが、第一印象が落ち着いたいい感じ。タカタのエアバッグの無償交換の日程の段取りのためだ。はるばるこんな山奥までご苦労なこと。いろいろな人が訪ねてくるけど、この第一印象ってのが…

「いきなりトップスピード」に入る

茂木さんのメッセージ。「いきなりトップスピード」に入るということが、近ごろのテーマ。瞬時にギアをシフトして高度な集中に入ってしまう。そういう生き方にしたい、と。どんな劣悪な環境にあっても、思うようにならない環境にあっても、さあやるぞ、とい…

子どもに絵本を読んで聞かせる

スマナサーラ長老にお会いするのは、「仏教塾」という本を作ってから一年ぶり。どうもお久しぶりです。最近どうですか。きょうは寒いですね。……というような話から入らない。そういうことを長々とやりとりしても、お互いに面白くない。いつも本題から入るよ…

神社の参加がむつかしいところ

「神社・寺カフェ」をすすめているが、神社の参加がむつかしいところ。神職がおもてなしして、自由に語りあいができる、というのは、なかなか稀有なこと。大きな神社になれば、参拝してくれるのはありがたいが、いちいち対応するほど余裕がないと断られる。…