過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-03-25から1日間の記事一覧

漢文と日本仏教(2)日蓮と本覚思想

漢文の構造を解体して、独自な仏教思想にまで展開していこうとした。それが、たとえば「本覚思想」だと書いた。「本覚思想」とは、修行することなく、人はもとより悟りを得ているという考えだ。この「本覚思想」を基盤として、鎌倉仏教が展開されていく。道…

漢文と日本仏教(1)

サンスクリット語で書かれたインドの仏教は、中国で漢訳されて、朝鮮半島を経由して日本にやってきた。日本の知識層は、ほとんど漢文が読めたので、日本語に訳さずにそのまま読んでいった。とくに、書き下し文の発明はすごいと思う。そもそも中国語と日本語…

お父ちゃんの朝のつれづれ肩車散歩

ぴーーひょろひょろろ。気田川のほとりで、おじさんがトンビにエサをやっている。数羽のトンビが、エサをキャッチしようと上空から舞い降りてくる。いつものお茶屋さんを訪ねて、おいしいお茶を飲みながら世間話。景気のよかったお茶の時代のこと、そして娘…

モノを重ねないこと

整頓(1)ひとつの大きな原則は、「モノを重ねないこと」。重ねたら、またその上に重ねてゆくことになる。すると、下のものは死んでしまう。書類など特にそうだ。洋服もそう。重ねると、モノをとりだすとき、一つひとつどかしてゆくので、手間がかかる。エネ…