2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
86歳のおばさま。ススキの穂を鎌で落としている。葉だけを刈ってお茶の畑に入れる。こんな立ち話をした。ここは楽舎の田んぼのとなり。土地が低くて、なかなか水が引かないので、田んぼには適していない。また、耕すひともいない。このエリアに一年中、水を…
日曜日は4回目の稲刈だった。稲架掛けがずらっと並んだ。しかしまだ、田んぼ1枚が残っている。あと稲の束にして800束はありそう。今週の土曜日の早朝から最終の稲刈だ。40本近くの竹を切って、稲架掛けの三脚を作る。その後、稲刈と天日干し。雨が降りませ…
一年中、水を張っておく田んぼにしたら、生物多様性のフィールドになる。いろいろな生きものがやってくる。いろいろな植物が生える。ミツバチも、ホタルも、いる。そうして、アイガモたちがいる。そこが理想。だけど、ここが問題。アイガモをメインにしたら…
朝から雨だ。妻と子は実家に帰っているので、きょうはひとり暮らし。朝から、Facebookに投稿している。投稿するのは、ほとんど趣味。書くのが好きだ。そうして、実益があるからだ。書くと、どういう「いいこと」があるか……。まず、書いていて、発見がある。…
来年のアイガモをどうするか、というところで考えている。アイガモ農法の発想は、完全無農薬の田んぼづくりから、きた。除草剤は使いたいくない。使わないと、ものすごい草が生える。人力ではたいへんすぎる。その除草をアイガモにやってもらうのだ。アイガ…
田んぼの仕事(2)──楽舎の田んぼは、機械力じゃなくて、仲間力で乗り切っていくことになる。いまはメインの仲間5名でやっている。スポットで〈まちなか〉のひと、地元のひとが手伝ってくれている。田植えも稲刈も、手動式の機械だ。なかなかボロで、修理費…
田んぼのたいへんなのは、いちどにたくさんの人手がいること。田植えや稲刈など、その日にちじゃないとむつかしい。〈待ったなし〉ということが多いので、そのとき人手がないと、たいへん。また、手伝ってくれたひとに、どんなふうにお礼をしたらいいのか、…
ユーザー車検に出かけた。この制度がはじまってから利用しているので、20年近くになる。かんたんだ。自賠責やら重量税やらの書類への記入に10分。車検コースに入って10分。待ち時間を入れて1時間以内で終わる。14万キロを越している車なんだけど、整備も掃除…
明日、稲刈だ。残りの5割を刈る。朝の7時から夕方まで。ここのところ雨ばかりで、ぬかるんで稲刈はたいへんだった。大雨のと風のために、稲架掛けが倒れて泥まみれになってしまったこともあった。ちょっと稲を運ぶお手伝い、たんに見物に来てもらってもい…
深い水路をさまよっていたアイガモ君、ついに4日目に捕獲。田んぼから脱走して、あやまって水路にはいりこんだのだ。そこは堰が急峻で高すぎる。アイガモの羽の力では超えられない。このまま下流に行くと、気田川がある。そこに行ったら流されて、二度と戻…
エダマメがおいしい。エダマメは、未成熟で青いうちの大豆だ。むかしは、ちがうものと思っていた。山里に越してきてわかった。あと一か月くらいすると、皮が茶色くなって実が固くなる。それから収穫して、半月ほど天日干し。脱穀して大豆となる。種まきは7月…
ご飯がおいしい。おとうちゃんが、一所懸命につくったお米だから。農薬なんてまったくつかってない。化学肥料もなし。山からの清流で育った。天日干しのおいしいお米。ことしも、つくった。今日も稲刈だったよ。主食のお米と大豆を自分の手でつくる。これで…
外を歩きたい、外を歩きたい。あかりは、二つの拳を盛んに叩いてアピールする。言葉は出ないが、ジェスチャーで示す。きょうもまた、ちかくのホタル公園に連れて行く。ずっと歩いている。倒れるとすこしつらそうな顔をする。また立ち上がる。そしてまた倒れ…
来年の田んぼをどうするか、仲間とはなしていた。まず、アイガモ農法をつづけるかどうか。アイガモの除草効果は抜群で、完全無農薬の田んぼをやるとき、すばらしいチカラを発揮する。しかし、だ。育てる過程でいろいろたいへん。生きものなので、ままならぬ…
あかりが盛んに両拳を叩く。夜になったのに、外を歩きたいという意思表示なのだ。それは靴を履いて歩くというサインだ。それで、ランの散歩を兼ねて、ちかくのホタル公園を歩いてきた。あかりはまだ、言葉はつかえない。あーとかうーとか、ばーばーとか。ネ…
雨と風で倒れて泥まみれになった稲。ふたたび掛け直した。心配なのが、泥まみれの稲が脱穀したとき、米に混じってしまわないかということ。三人の農家に聞くと、脱穀したときにちゃんと土は除かれるということなので、安心した。稲架掛けは、三脚を増やして…
稲架掛けが倒れたうえに、アイガモたち20羽が脱走していた。かれらは畑の上を悠々と歩いていた。あちこち網を補修してもなおかつ逃げられてしまうのだ。まあこんなことは毎日なことだが、やはり疲れる。ひとりで追いかけて捕まえるのは、かなり骨が折れる。…
せっかく掛けた稲が泥まみれ。昨夜の大雨と風のために、稲架掛けが倒れてしまったのだ。雨のために田んぼに水が湛えられていたので、悲惨な状態になった。(下の写真は倒れる前)30メートルくらい一列につなげた稲架掛けだった。重さの偏りと捻りが起きると…
ほら、落ち葉だよ。ホタル公園を歩いたよ。 サクサクと足の感触が楽しくて、いつまでも歩いてた。 あかり1歳と2か月。
稲刈の翌朝。田んぼには昨日の雨のために水が湛えられていた。刈田にアイガモ君たちを開放したので、広々と動けて嬉しそうだ。クチバシを泥の中に入れて、雑草や虫を盛んに食べている。のこりの田んぼも稲刈が終わったら、アイガモを順次、放していく。ヒエ…
田んぼを仕切ってアイガモ君たちを隔離していたのは、実った稲が食べられてしまうからだった。稲刈が終わったので、仕切りを外して刈田に自由に出入りさせることにした。カモ君たちは大喜びで、泥の中の虫や草を食べていた。刈田には、刈り残した稲がたくさ…
うわっ、蛇がいる。とぐろまいている。飯尾さんが叫んだ。鎌で稲の手刈りしているときのことだ。見たら、マムシだった。ほかのヘビとちがって、人の気配がしても逃げないのだ。だから知らずに踏んづけたり、草刈りをしているときに手や足を噛まれることがあ…
稲刈2日目。午後から雨模様ということで、早朝の6時から。放置竹林に出かけて、稲架掛け用の架台づくりのために、真竹を20本伐採する。昨日ほどぬかるんでいないので、昨日よりは効率がいい。いつもの飯尾、若林、大友のメンバーに、海のほうからさざなみ…
これはマコモダケ。イネ科の「マコモ」という植物の根元にできる。いわば肥大化した茎だ。なかなかおいしい。クセの全くない柔らかいタケノコモのような食感。天ぷら、油炒め、カレーや味噌汁の具などにもあう。昨年から田んぼでマコモダケを栽培してみた。…
竹細工職人の梅沢貞夫さんが訪ねてくれた。いつも泣きだしてしまうあかりが、梅沢さんに抱かれて安心したような表情だった。かれの手はとても大きい。がっしりしている。なんと竹細工歴74年。10歳のとき、崖から転落して大怪我をした。たいへんな山奥で医者…
集落の祭りが近づいてきた。もちろん神事がメインではあるが、祭といえば、酒はつきものだ。無礼講で酒を飲んで談笑する場となる。ぼくは酒は断ったので、酒の場にはあんまり近づかないようにしている。酔っぱらいを相手に話をすると、堂々めぐりで疲れるこ…
おばあちゃんたちが、うちの栗が放置されているので、心配でひろってくれた。楽しいから選別もお手伝いするよ、と。ありがたい。おばあちゃんたち、時間がたっぷりある。おしゃべりが好き。そうしたおばあちゃんパワーをうまくお借りできれば、いろいろでき…
雨続きで延び延びになっていた稲刈。やっとできた。一日目。まずは太陽に向かって祝詞をよんでスタート。雨のために田んぼは水が引かないので、ぬかるんでいる。足を取られるし、機械はうまく操作できないしで、とても疲れた。やっと田んぼ1枚。あと8割の…
山里には達人が多い。とくにお年寄りがすごい。この方、86歳。バリバリの現役。ススキを鎌で刈って束ねて背負い、山の上まで歩いて行く。生き生きしている。何を聞いても、即座に適確なこたえをくれる。みんな体験をとおして実地で体得したところから。あん…
この2カ所の畑を借りることになった。楽舎の事務所のすぐそば。二枚刃の草刈り機で3時間、草刈り完了。草が枯れたところでトラクターで耕うんする。さて、その後、なにを植えようか。小麦、菜の花、ヘアリーベッチ、レンゲ……。この場所で、ニワトリとトカ…