過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

誕生して2日目の〈あかり〉

誕生して2日目の〈あかり〉。この地球に生を受けたばかり。いわばまだ、宇宙人みたいなものだろうなあ。この地球の重力、制限の大きいものごと、しがらみ、いろいろとびっくりして、体験しては克服していくことになる。そうして、〈あかり〉からぼくはたく…

今朝はシマヘビとの遭遇

ムカシからヘビは大の苦手で、出遭うたびに、恐ろしくて血の気が引きそうになる。けれども、山里に越してからは、ヘビに出遭うことはしばしば。「ヘビに出くわすことは当然」として暮らしている。引っ越した最初の一年は、まずマムシが現れた。玄関先で、夜…

ふたたび酒を断たなくちゃ

4時にはもうヒグラシが鳴いている。ヒグラシが静かになると、鳥たちのさえずりが聞こえる▲はやく寝ればはやく起きる。なかなか難しいけど、とにかく「早起き」だけはこの2か月実行してきた。田んぼの仕事を毎朝6時からはじめているからだ。雨降り以外は休…

あかり、誕生

きょう、ぼくに子どもが生まれた▲夜中の2時に破水して、陣痛が起きる。VOXYを寝台車にして京子を車に乗せて走る。しかし、揺れたりカーブのときは、たいそう痛がる。ゆっくりと、そして速く。気は焦るばかり。陣痛の間隔が短くなってきた。かなり痛がって苦…

畳の部屋をフローリングに

大工仕事の日々。うちの畳がかなりボロボロ。畳を新調しようと思ったけど、かなり高くつく。この際、フローリングにしてしまおう。そして、どうせなら自分でやろうということになった▲材料の手配は、建設会社の友人にお願いした。角材、コンパネ、断熱材、ヒ…

食を自らつむぐ人達がいる

食を自らつむぐ人達がいる。昨日、訪ねてきてくださった入沢さんは、イノシシの燻製、栗ようかん、キムチをおみやげに持ってきてくださった。すべて自家製だ▲入沢さんは、ブルーベリーも、渋柿もなんでも加工してしまう。イノシシだろうが、シカだろうが、ハ…

山里のガソリンスタンド

山里では、ガソリンスタンドが次々と閉店している。価格競争による利益率の低下が要因だろう。山里のスタンドは、まちなかよりも10円以上も高いので、なかなか利用しにくい。で、いまは細々とやっているけど、いつやめるかわからない、というところが、近所…

「第1回ラブファーマーズカンファレンス」いのちめぐる食と暮らしについて、学びあう集い

イベントのご案内▲「第1回ラブファーマーズカンファレンス」いのちめぐる食と暮らしについて、学びあう集い。食事はすべて有機食材。食べ、飲み、語らい、有機本来のもつ良さを共に学び、有機的人間関係をつくる4日間▲はるの山の楽校(山の村/浜松市天竜区…

「当期利益至上主義」に拘泥する経営陣

日本を代表する大手企業・東芝の不正経理(利益水増し)で、歴代トップ3人が引責辞任した。「当期利益至上主義」に拘泥し、目標を必達させるため上司から各現場にプレッシャーがかけられ、上司に逆らえない企業風土があったと指摘されている。利益水増し・売…

どうして水田にするのか

「どうして水田にするのか」……これまで田んぼをやっていて、実のところよくわかっていない。で、なんとなくわかったこと。ひとつは「雑草対策」だ▲川から水を引いて田に溜めておけば、空気に触れないので雑草が生えにくい。浅水となって土が空気に触れたとこ…

大豆のハト対策

大豆はこんなに逞しく育ってきている。これで種まきから6日目だ。もう水やりなど心配しなくても、大丈夫と思う▲ところが、今朝のことだ。遅れて種まきした隣の畑には、ハトたちがツガイでやってきて、さかんに大豆をついばんでいるではないか▲糸を張ってハ…

新作「レモンあおねり」

「食べてみてください」とプレゼントしてくれたのが、「レモンあおねり」だ。本多屋菓子舗の西岡孝典さんが、腕によりをかけてつくった新作だ。春野銘菓の「あおねり」のレモンバージョン。甘くてレモンの酸味が効いて、夏に相応しいおいしさだった。いつも…

なつかしの二俣の暮らしを伝える新聞

天竜区二俣地区の「あさの洋品店」で、いま「二俣新聞」が展示されていた。鈴木禹志(ひろし)さんの手書きのもの。鈴木さんは現在東京に在住だが、中学校1年まで二俣で暮らしていた。そのときの暮らしぶりを懐かしく思い、約13年間二俣新聞を発行し。現在、…

田んぼの道具

田押し車やワイヤ・デッキブラシで、雑草をとりのぞく。ほとんど毎日やりつづけても、次々と草が生えてくる。際限がない。条間の草は、なんとか取れる。しかしやっかいなのは、稲の根元の雑草。これは手で抜くしかない▲うちの納屋に便利な道具があった。もら…

大豆の種からはもう芽が

4日前に播いた大豆の種からはもう芽が出ていて、たくましく育っている。雑草もまた、たくさん・たくさん生えてきているが。4つの畑(全部で2反ちかく=1,000平米)に10キロの種を蒔いた。梅雨が空けそうだったので、田んぼの水をバケツで汲んでバサッバサッ…

「ラブファーマーズカンファレンス」のチラシ配り

きのうは「ラブファーマーズカンファレンス」(9月3〜6日、はるの山の楽校で開催、有機農業者の集い、加藤登紀子さんも手弁当で参加してくれる)のチラシ配り。天野圭介くんとまちなかにでかけた▲まず地元から。春野協働センター、和菓子の月花園、宇野塾、…

新聞投稿

Facebookに書き込んでいることを、すこし練っては新聞に投稿することがある。投稿バージョンで600字に絞り込む。だいたい掲載の確率は70%くらいかなあ。投稿がすくないとき、スペースを埋める役目にはなっているんだと思う。これは中日新聞に随分前に投稿し…

「田押し車」の登場だ

ランはうれしそうに田んぼに入っていたが。もうコナギがびっしりと生えてきている。ワイヤのデッキブラシで擦って、根こそぎ落としていたが、いよいよ手に負えず、「田押し車」の登場だ。コロコロと押していけば、草が抜けてしまうというすぐれものの道具。…

耕作放棄地とまちなかをつなぐ

楽舎がここの耕作放棄地をお借りして、田んぼと畑の蘇りをすすめている▲あたり一体すべて耕作放棄地だ。そばを清流がながれ、土手に桜が咲く。山々も美しい▲土地が放置されていてもったいない。みなさん高齢化でやっていけない。畑ができなくても、草刈りは…

大豆からは芽が

断続的な雨のなか、合間を見て大豆の種をまいた。4日前にまいた畑からは、もう芽が出ていた。芽が出てしまえば鳩に食べられる心配がない。次の心配はシカ対策。あと2つの耕作放棄地をこれから耕す。そこでも大豆をまく。4つの畑で、200キロの大豆を収穫を…

増刷の通知が

今朝の市民協働推進委員の不採用の通知は、すこしがっかりしたけど、午後には、思いがけないうれしい通知。5年前に企画してつくらせてもらった『死んだらおしまい、ではなかった』(大島祥明著、PHP研究所)が増刷と。累計13万2千部になる。まだこの本、生き…

〈お祈りレター〉が届いていた

東京からトンボ返り。郵便受けに〈お祈りレター〉が届いていた。市民協働推進委員会委員ってのに応募したが、その不採択の通知▲末尾には「今後の貴殿の益々のご健勝をお祈り申し上げます」とあった。ありがたくも、健勝を祈ってくださっている▲どうして〈お…

大豆の種まき

昨日と今日は大豆の種まき。畑は広い。2反=600坪もある。トラクターで耕して、3粒ずつ埋めていく▲鳩がやってきてみんな食べてしまうので、テグスをタテ・ヨコに張り巡らす。こうすると鳩がこわくて近寄らないはずだ▲芽が出て育ってきてから、こんどはシカ対…

「みんなのはままつ創造プロジェクト」に採択された38事業のキックオフの集い

「みんなのはままつ創造プロジェクト」に採択された38事業のキックオフの集いが、先日、鴨江とセンターで行われた▲これは、浜松市が創造的な事業を行おうとする個人や団体に事業経費(上限50万円〜100万円)を補助するもの。楽舎としては4回目の採択(前身の…

春野でアトリエさがし

神田神保町の知る人ぞ知る名物文壇バー「人魚の嘆き」の女将・松本彩子さんと画家の中上清さんが、春野のわがやに来ていただいた。もう閉じてしまったが、高名な作家や編集者の集うお店として人気を高め、本の町・神保町にふさわしい文壇バーだった。中上清…

市民農業の会のイベントの講師を   でもトラブルが

昨日は、市民農業の会のイベントの講師を依頼されたので、早起きしてPowerPointに画像をぎっしりと収録。容量は180メガ。それをUSBメモリーに入れて、1時間前に会場に到着した。聴衆は100〜130名くらい▲さて、余裕でデータを移そうとしたら、あれれ? 読み…

マコモダケの移植

今朝の田んぼ仕事は、マコモダケの移植。百古里で不耕起栽培をされている池谷さんからいただいた。マコモは中華料理の高級食材。穂の粉末は、漢方の貴重な素材になる。田んぼの蘇りがうまくいけば、来年は、こうしたマコモダケ、さらには蓮を植えてレンコン…

毎朝の田んぼの草取り

毎朝の田んぼ仕事は続く▲コナギがしっかりと根を張ってきて、まことにしぶとい(1枚目の写真)。小さいうちはナイロンのデッキブラシで擦れば、かんたんにとれた。しかし、こんなにしかと根を張ってくると、難しい▲そこでワイヤのデッキブラシに切り替えてみ…

そろそろ大豆の種を播く時期

そろそろ大豆の種を播く時期になってきた。6月末から7月10日までがいいと言われている。でも、今年はいそがしいので20日くらいになりそう。2年前に耕作放棄地にはじめて大豆を栽培した。1万4千株くらいできて、収穫は60キロを超えた。もちろん無肥料・無農…

アオサギとカモが

毎朝、田んぼに行くと、いつもアオサギとカモがいる。アオサギは、淡灰色でコウノトリ似ている。大きい。全長1メートルくらいある。翼をひろげると両端で1.6メートルも。ぼくたちが近づくと、ゆっくりと優雅にはばたいて舞い上がる。ツルみたいな感じだ。そ…