過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

田んぼ  むつかしい

田んぼから水が抜ける。なにしろ20年もの休耕田だ。川の水を溜めておけないので、水をいつも入れっぱなしにしている。すると、水温が低すぎること、深水になりすぎて、苗が成長しない。隣の田んぼは、苗が青々と勢いがあるけど、うちの田んぼは元気なし。か…

流れのなかで、縁に生かされながら。興味にまかせて

ありがたいことに、毎日、いろいろなお客さんが来てくださる。こんな、はるか山奥の不便なところに、だ。車で2時間も3時間もかけて▲相談事があるんだけど、いい話を持ってきたよ、ついでに寄ってみた、顔を見にきたよ、元気にしているかぁ、これ、食べるかぁ…

失敗を穏やかに受け入れる。それが晩年の知恵なんだろうと。

はや、ぼくは、62歳になっている。いわゆる晩年期だ▲古代のインドだったら、その歳は、林住期から遊行期だ。俗世を捨てて森林に暮らす、聖地を旅して遊行する、なぁんて時代▲なのに、ぼくはいまだ俗世でガシガシと働き、動き、暮らしている日々。これからも▲…

土砂崩れや橋の崩落の補修にかかる費用

ぼくが暮らしている山里(浜松市天竜区)は、土砂崩れや橋の崩落などがよく起きる。今後、老朽したインフラの補修に、多大な費用がかかってくる▲2年前に発生した春野町杉の地すべり・がけ崩れは有名だが、補修工事にこれまで16億4千万円がかかっている。さら…

年をとるほどにたいへんになってくる山里暮らし

若くて健康なうちは田舎暮らしはすばらしい。が、年をとるほどにたいへんになってくる。年をとると車の運転ができなくなる。それでまず困るのが、医療のことだ▲知人のUさんは、かなりの山奥に暮らしている。月に二度、ご夫婦で診療所に通う。かつては、春野…