過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本ミツバチが激減していること

田中さん杉浦さん、宮司さん夫妻と話していたら、そこに今井さんがやってこられた。かれは元ジャンボジェット機のパイロットで、こちらの山里に越してきた。ニホンミツバチの飼育をしている。ちょうど5つあった巣箱から、分蜂したということで、巣箱をひとつ…

竹で作っている作業小屋

相方の引っ越しの荷物運びの帰りに、田中さんの家を訪ねた。田中さんには、なにごともいつも相談にのって頂いている。すぐれた知恵袋としてありがたい。話していると、いろいろと閃くし、ときに過激に、ときにぼくの暴走気味な発想も穏やかにしていただいて…

伝統のワザを伝える職人学校を、というはなし

宮大工で78歳。このままじゃ、日本の伝統のワザが消えてしまう。おちこぼれてしまう若い人たちをなんとかしたい。自分が培ってきた宮大工の技を伝えたい。カンナをかけるにしても、すうーっと引いて、顔が映るくらいのワザを教えこむ。5年間、教えこめば使…

放置竹林の伐採

楽舎の農林部、すこしずつだけど動き出したよ▲今朝は、放置竹林の伐採。玉木さん、飯尾さんと三人で。伐採の前に、チェーンソーの目立ての仕方を教わった。なにしろ一年ぶりなので、目立ての仕方はまったく忘れていた。放置竹林は、我が家の近く。竹で生け垣…

お金を払うとき感謝してみるという習慣

お金がでていくとき、「ああ、また出て行くんだ。もったいないなあ」と思うことがある。お金に対して、否定的なエネルギーが伴うことがある。で、これは、お金をつかうときにつねに感謝してみようか、という実践の話。持っているお金が少なくても、まずその…

『江戸名所図会』から日本橋の様子

これは『江戸名所図会』だ。お江戸日本橋の様子。Kindleの無料のダウンロードで、いまこういうものを集めている▲橋の上には人、ひと、人。行き交う船もぎょうさん。むかしの物流は船がメイン。蔵がたくさん。いまの日本橋は、その真上を高速道路が走っていて…

春野自由学校(仮称)の準備スタート

5月から、お好み焼きの店+隣接する古民家(20畳あまり)をお借りして、春野自由学校(仮称)の準備スタート▲まずは暮らしと生き方の講座。話してもらうのは、学識経験者とか、えらいセンセイじゃなくて、地元の達人・匠、アーティスト、愉しい人、不思議な人…

「大草流古典諸礼式」の総師範という方が来られた

三河地方に伝わる「大草流古典諸礼式」の総師範という方とお会いした▲大草流古典諸礼式は、「大草流庖丁道」ともいわれ、神に捧げる供え物の料理作法=祈りの神事だ。魚、鳥、野菜などを庖丁刀を使い、一切手を触れることなく捌く。装束は、衣冠束帯であった…

Kindleで古典を読みだした

KindleのMac版があることを知ってアプリをダウンロードした▲Amazonから、無料のKindle版がたくさんあった。宮沢賢治、夏目漱石、寺田寅雄、柳田国男、折口信夫。こうした人たちの著作が無料で読める。あるいは何百冊とまとめて100円とかで読めるのはすごいな…

老朽化したインフラ

昨日、出かけた時、道路が閉鎖になっていた。上の写真は、杉に行く国道。下の写真は、石切に行く県道▲その前の大豪雨のために、大木や岩が岩が崩れ落ちてきたのだ。下から見上げると、ものすごく大きな岩が今でも崩れ落ちてきそう。恐ろしいことかぎりなし。…

まさにその当人がそこに現れる、ということが連続して

ある話をしていたら、まさにその当人がそこに現れる、ということが連続してあった。シンクロニシティ(共時性)▲それは昨日のこと。友人と空き家さがしの途中に寄った、植田という集落の公民館。雰囲気のいい廃校と公民館がある▲「ここで、なにかイベントし…

ついに40刷。累計13万部に。

6年前につくらせてもらった本が、この5月1日で、ついに40刷。累計13万部となった▲この1年余の間、まったく増刷にならなかったので、もうこれで止まったかなあと思っていたら、うれしい。まだ脈があった。これ、内容も不思議な本だけど、売れ方も不思議▲出版…

ビジョンづくりに、いちばんエネルギーを注ぐ

目標が自分を引っ張ってくれるということがある。明確な目標は登山のコンパスのように、道筋を示してくれる。やる気を引き出し、エネルギーを集中することができる。たしかに、そうだ。いきあたりばったりじゃ、道に迷ってしまう、登頂できない。たしかにそ…

まる一日 NHKの取材を

きょうは丸一日、NHKの取材だった。いまの「地方創生」という流れの中で、過疎地の定住促進を取り上げる企画だ▲ぼくがNPO法人の代表として、あちこちの空き家を調査したり、あるいは移住希望者に空き家を紹介したり、そんな活動を紹介するという報道のかたち…

止まることの観察

ひさしぶりに早朝のランを連れての散歩。この半年、とにかく過密スケジュールだったから、のんびり散歩もしなかった。心の余裕がなかったみたい。散歩すると集落の人たちと出会う▲昨日の雨で雨漏りして、たいへんだー。これから医者に行く、たいへんだー。年…

「これからの目標は?」とよく聞かれるけど

「これからの目標は?」とよく聞かれることがある。昨日の取材でも聞かれた。そういうとき、はたと困ってしまう▲目標がないわけじゃない。だいたいこういう方向性、こういう感じで進んでいこうというのはある。あるけど、定量的なカタチになるような、目標が…

NHKの取材を受けた

「定住促進の事業をしていると聞いた。いろいろお聞きしたい」。突然、NHKから電話があった▲今日、春野町の自治会の総会があり、そこで定住促進のアピールをさせていただくというと、「では、取材させてください」。たった5分のために、大豪雨の中、記者がは…

音楽を通して、歌を通して、人がわかちあう

春野山の村で、山の市が行われた。例年よりも出店者もお客さんも少ないのは、宣伝不足かな。店だけだと、なにがが足りないなあ。……そうだ、やはり音楽だ。演奏してくれる人がいると、こういう市は盛り上がるのになぁ。そうしたとき、沖縄の三線で鈴木規之さ…

セルフビルドの企画

家づくりの企画だ。それも、学生たちよるセルフビルドがいい。敷地はぼくの土地を無償で提供する。なにしろ1700坪もあるので、どうぞご自由に。学生たちが、ここを拠点に活動してくれたら、楽しい。草も刈ってもらえる。山羊を飼ったら、世話してもらえるし…

自家製の麹

森下さんの家で味噌作りのお手伝い。ついでに、自家製の麹をいただいてきた▲いままで、麹は買うものだと思っていた。これが高い。森下さんの話を聞いて自分でも作れるかもしれないと思った▲作り方はこうだ。まずお米を蒸す。蒸した米に麹菌を混ぜる。麹の発…

感謝していく

してあげたことは、覚えているけど、してもらったことは簡単に忘れやすい。感謝もしなくなる。食事するとき、食べ物に、料理してくれた人に、素材をもたらしてくれた人に、肉や野菜などいのちそのものに。感謝をしなくなっている。両親に、家族に、友人に、…

草刈り

一昨日は、草刈り。こんど耕作放棄地をお借りして、無農薬で田んぼをやることになっている。玉木さんと飯尾さんと三人で。若林くんは、階段から滑って肋骨を折ったということで、今回は戦線離脱。この広大な田んぼはもうひとつあって、三人でやっても、あと…

味噌作り

昨日は、味噌作りのお手伝い▲ここから車で30分、田河内(たごうち)という集落に森下さんの家がある。森下家は代々続く自伐林家で、170町歩という広大な森林を見事に管理されている。4世代同居で、長男の廣樹さんが、次の林業を継承することになっている▲メ…

学生と山里との連携。思いつき。

学生と山里との連携。思いつき。具体的には、これからのはなしだけど。1)農業や林業体験……北遠には耕作放棄地や放置竹林、森林がたくさん。茶摘み体験、田植え体験、草刈り体験、間伐体験、炭焼き体験など。今年は、楽舎の敷地内に炭焼き窯をつくる予定。2…

ありがたい、しあわせ田んぼ

いよいよ仲間と田んぼづくり。ということで、今朝はみんなで草刈りの予定だったけど、激しい雨で明日に延期となる。この田んぼ。周囲ぐるっと360度、とっても気持ちのいい風景だ。なんともありがたい、しあわせ田んぼだ。ちゃんと育てて地域の信頼を得られれ…

「百古里めぐり」のふりかえりの集い

昨日は、「百古里めぐり」のふりかえりの集い。画像を200枚くらい編集してスライドショーをしながら、感想を述べあった。百古里庵にて。地元の方、移住者、百古里に通う人たちが集った。今回の振り返りと、次に向けての企画を行っ た。今回のイベントには、…

無農薬の玄米に切り替えた

近ごろ無農薬の玄米に切り替えた。通常、白米だとお茶碗2杯くらい食べるところ、玄米にすると、1杯でお腹がかがいっぱいになる。なにしろ腹もちがいいのだ。そして、便通がすばらしい。モリモリと1分で完了。腸の掃除にもなっているみたい。ただ、刺し身とか…

ランもいつの間にか、もう4歳

部屋の片付けの最中にランが部屋に侵入してきた。ネコのガネちゃんが死んだので、わがものがおで部屋を歩きまわる。ランもいつの間にか、もう4歳。今年こそ、子どもを産ませてあげたいものだ。

玄関で歌っていると、よく声が響いて気持ちがいい

仕事していて頭にエネルギーが上って疲れると、歌う。ぼくが歌うのは、インドのお経とバジャンあるいはキールタンという祈りの歌。で、応接間が楽器でゴチャゴチャしていたので、思いきって玄関に移動した。こんちわーと入ってくると、こんな感じになってい…

「中山間地と学生をつなぐ」企画

大学の先生と、やりとりをした。大学生たちが過疎地の山里で、一定期間、何か学ぶような企画を、と。「中山間地と学生をつなぐ」として、たとえば、こんな企画はどうだろうか……。一ヶ月くらい山里で暮らす。滞在する場所はいくらでもある。自炊してもらう。…