過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

永平寺の宮崎奕保老師

厳しい禅の修行道場で知られる永平寺のトップを務められた宮崎奕保老師。100歳を過ぎても現役で、若い僧と修行を続けられた。かつてテレビで「永平寺 104歳」を観たが、自然体できりっとスジの通った迫力があった。その悠々としたおはなしがとても魅力的だっ…

ブッダとソクラテス 愚かさの自覚

西洋哲学の源泉にギリシア哲学があり、そのまた源泉にソクラテスがいる、といえるかもしれない。そのソクラテスの哲学とブッダの教えと似ているところがある▲それは「自らの愚かさに気づいているのが賢者である、知っていると思い込んでいる人が愚者である」…

浄土真宗本願寺派の梯實圓和上のおはなし

そのお顔を拝見して、ああ、すてきだなあと思った。浄土真宗本願寺派の梯實圓(かけはし・じつえん)和上。YouTubeで講話を聞かせてもらったが、なかなかよかった。その名前だけは知っていたが、内容が難しいので敬遠していた▲真宗の教えは、門外漢のぼくに…

中学校に出かけていって一年生の教室で講話をすることになった

どういうわけか、中学校に出かけていって一年生の教室で講話をすることになった。あるNPO法人の理事長さんが推薦してくださったんだけど、しかしほんとうに、ぼくでいいのかねぇ。担任の先生と電話で話したら、総合学習という科目なんだそうな。支えられてい…

儒教と仏教は似ている

儒教はながいこと、中国、朝鮮、そして日本の倫理観の基本になってきた。では、儒教の教えってなんだ。ひとことで言うと、「修身・斉家・治国・平天下」(『大学』)ということができようか▲天下を平らかに治めるには、まず自分のおこないを正しくせよ。次に…

ちゃんとした文を書くときは、まずはメモ書きからでもはじめるといい

友人から書評を書いてくれと頼まれていた。集英社新書から修験道の入門書を出したのだ。さてこういうのは、難しい。だって心底感銘してるわけじゃないしね。適当に書けばいというわけでもないので、やはり心を込めて書かなくちゃいけないし。そのあたりが難…

アフリカンドラムを叩いて踊ろうという企画も

アフリカンドラムを叩いて踊ろう! というワークショップを毎月開いていたことがある。参加者は50人くらい。もう18年も前のことだけど▲西アフリカのギニアのジャンベドラムを5台くらい叩いて、真っ暗にして踊る。叫んでも飛び上がっても大丈夫。2時間半。へ…

夏には甘酒がいい

虫歯を放置していて、昨日から痛み出して、ご飯が噛めない。ので、甘酒を作った▲お粥にして麹を入れて60℃で保温すること数時間でできあがる。かんたんなのは、電気炊飯器の保温にセットして、蓋をしないでキッチンペーパーをかぶせるだけ。この方法は、これ…

お酢とお酒と砂糖をまぜて自作のコバエホイホイ

自作のコバエホイホイ。お酢とお酒と砂糖をまぜて皿に入れておけば、次々とコバエがやってきては、沈没してゆく。一日放っておくと、コバエで真っ黒に。きょうで三日目、毎日、取り替えているが、やっとコバエ軍団は収束してきた。それにしても、そんなにコ…

江戸の庶民の暮らしを知りたいと思って、時代小説を一編ずつ

『半七捕物帳』が、なかなか新鮮。作者の岡本綺堂は明治5年の生まれ。大正6年から連載が始まっているのだが、その文体はちっとも古臭くない。たんなる謎解きの小説というよりも、風俗考証の資料ととても価値がありそう。このところ、江戸の庶民の暮らしを知…

インド音楽  無限の時間に身をまかすような

インド音楽は、はじめもないし終わりもないような、無限に循環する流れ。そこに身をまかせて至福の時間を味わう。ぼくは椅子じゃなくて、瞑想スタイルで聴いていた▲かれらの音楽は即興で、楽譜はない。同じ曲を繰り返すことは二度とない。ただ、ラーガという…

「雲を耕す会」の総会で、講演の機会を

きょうはNPO法人「雲を耕す会」の総会で、講演の機会をいただいた。場所は引佐町の森林組合で▲北遠の魅力発信ということで、ぼくの山里暮らしの経緯、北遠地方のおもしろい魅力ある人達をスライドで紹介させてもらった。「雲を耕す会」とのご縁ができたので…

〈感じる〉ことと〈考える〉ことは、両立できない

〈あたま〉にエネルギーが行っていると、あれやこれやと考えが尽きない。そういうはたらきは、複雑で出口がなくて、けっこうドン詰まりになる。あのロダンの「考える人」のイメージかな▲〈あたま〉に体にエネルギーがいっているとき、そのことになかなか気が…

ティー・ストレーナーで温灸を

きょうは、61歳の誕生日ということもあって、やっぱり〈からだ〉だ。〈からだ〉に立ち還らなくては、と朝から試行錯誤していた▲体の調子が悪いと、自分を取り巻くいろいろなこともネガティブにみえてくる。体が元気だと、世の中のことも楽観的にみえる。まず…

気田川に入って泳ぎだすラン

いつの間にか夏がきつつある。きょうあたりは半袖だ。ランは散歩にいくと、気田川に入って泳ぎだす▲わがやは、きょうエアコンを取り付けた。思いきって5.6キロワットという巨大なヤツにした。30畳くらいかんたんに冷やせそう。

こんど野草茶、お灸、アーユルヴェーダ、民間療法の勉強会を

きょうは、お二人の女性があそびにきてくれた。友人の田舎暮らしの相談とのことで▲空き家のこと、農家資格のこと、新規就農支援制度のこと、など説明させてもらったが、いつしか話は漢方、アーユルヴェーダ、民間療法の話に。干したヨモギからモグサがつくれ…

突然、シカが現れたりする

運転していると、タヌキ、シカ、イノシシ、サル、キジなどによく出くわす。昨夜は森町からの帰り、なにか道端に不気味にヌーっと佇んでいた。あれはなんだろう。シカにしては角がない、イノシシにしてはスマート、イヌにしては大きすぎ、立ち姿はオオカミみ…

事業提案のプレゼン作り

朝から、プレゼンの資料作りをしている。4本ある▲まず明日は静岡に出かけていって、社会福祉協議会で「竹炭つくり」の事業提案をする。わがやの敷地に炭焼き窯をつくって、放置竹林を伐採、みんなで竹炭を作るというもの。それから、浜松市の創造プロジェク…

ドラム缶風呂がやっぱりすごい

内風呂は給湯式なので、いまひとつ温まらなかった。追い焚き機能をつけたボイラーに取り替えた▲ガス会社が15年の供給契約してくれたら、無償で行うという。ので、工事込み定価30万円というのを、タダでやってもらった▲しかも、今までのガス会社よりも料金は…

イヌと飼い主

うちのランは、朝は低血圧なのか機嫌がよくない。犬小屋に入ったきり、呼んでも出てこない▲人に対しては、甲斐犬らしくもなく、とても人なつこい。だいたいどんな人にも、親しげに寄っていく。来客があると、たいそう喜ぶ。可愛がってもらえるのが嬉しいらし…

まずは返事。一言でもいい。時を失うと取り返せない。

「拙速を尊ぶ」ということをお前は知らんのか。──かつてサラリーマン時代、上司によく言われたものだ。仕事が遅い、打つ手が遅いと叱られた▲なぜ遅いかというと、しっかりと準備して納得のいくかたちできちんとやりたいんだもの、という思いがあったからだ。…

友人の猟師が訪ねてきた

友人の猟師が訪ねてきた。お土産に鹿の肉をいただいた。醤油と焼肉のタレに数日、漬けておいて、焼けばいいという。このあたりは、鹿がよく飛び出してくる。夜中に運転していて、突然、車の前で飛び跳ねることもある。ライトに当たって光る巨大な物体が突然…

事業提案書をだしたら、3本の企画が一次審査通過した 

社会貢献活動に民間や行政が支援するという公募がたくさんある。今年になって、事業提案書をいくつか申請してみた。すでに1本がきまり、3本が一次審査を通過した。今月に審査員の前でプレゼンすることになった。これに通れば、事業の採択となる。どんなのか…

民間や行政が支援する助成金

社会貢献活動に民間や行政が支援する情報は、「助成金」「公募」などキーワードに検索すれば、たくさん得られる▲民間では、たとえばトヨタ財団、ドコモ、セブンイレブンなど、かなりの財団が支援活動を行っている。申請しても通るかというと、かなり難しい▲…

ひろい体育館でも借りて、踊ったり瞑想したり、歌ったりしながら、絵を描く

みんなで絵を描く会でもやろうか、という話になった▲ただ描くだけじゃつまらない。ひろい体育館でも借りて、踊ったり瞑想したり、歌ったりしながら、絵を描く。自由に身体感覚で描くというのが、たのしい。ダイナミックな絵が湧いてくる。そんな話になった。…

裁判の訴訟費用の請求の書類書き

いま裁判所に出す「訴訟費用額の確定処分の申立書」という手間なことをやっている▲なにごとかというと、昨年、ちかくのガソリンスタンドで誤給油されて、車をこわされた。賠償額が不当に少ないので裁判を起こしたところ、相手の損保ジャパンは弁護士を三人つ…

タケノコがすっかり大きくなってた

あれまぁ、タケノコがすっかり大きくなってたよ。もはや竹だ。その数40本くらい。まったく竹の勢いはすごいね▲隣のおばさまが、柏餅のために柏の葉をもらいに来たので、一緒に裏庭に出てみて気がついた。さらに、わがやのちかくにはハチコの竹林もある。6月…

若葉が風にゆれて、きらきらと輝いている

日の出がはやくなる。4時半くらいから、鳥たちがさえずりはじめる。早起きして珈琲豆の焙煎。ブラジル・サントスの焦げたいい香り。ゆったり空気感が部屋に満ちる。若葉が風にゆれて、きらきらと輝いている。ありがたいな、こうした日々が。

日本仏教は、死んだ人のため、死者や先祖の供養のためものになっていった

2500年前のインドでブッダが教えを説いた。その教えを弟子たちがまとめたものが「お経」となった。その教えは、弟子によって口伝えで伝承され、滅後100年くらいで文字となり、さまざまなお経が成立していった▲やがて「八万法蔵」といわれるほど膨大なものと…

いよいよエアコンをつけるか  200vで40アンペアに

これまで暖房も冷房もほとんどしなくて、暮らしてきた。暖房じゃなくて暖身だといって、冬は火鉢と湯たんぽ。夏は団扇と扇風機。近くの川で泳いだり、沐浴したり▲だけど、去年の夏はあまりに暑かった。年とってきて、体力も弱ってきているし。今年も暑そうな…