過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

二宮尊徳の仏教観

二宮尊徳というと、薪を背負って本を読む、刻苦勉励、勤労倹約の大家のようなイメージだ。かれの語録を読むと、じつに合理的な考えの持ち主であり、仏教の造詣も深い。観念、概念としてではなく、みずからの生活実感・実践として、すべてをとらえている迫力…

ラマナ・マハリシのアシュラム

これまでインドには聖者とよばれる人が、たくさん現れた。なにしろブッダが、シャンカラが、ラーマ・クリシュナが、タゴールが、ガンジーがクリシュナムルティがOSHOがいた国だからね。いまでも数え上げればキリがないほど、聖者がいる。▲で、すばらしいのは…

吉野の桜は千本塔婆か

ぼくは死後、骨が残っていれば灰にしてもらい、ちかくの清流・気田川に流してもらいたいと思っている。もしも異国の山野で死んだら、そのまま朽ちていってもいいし。▲あるいは、桜の木の下に眠っているというのも悪くないかなあ。骨は土に帰って、桜の花の養…

玄米食のはなし

ぼくは、けっこう玄米づくしの生活をしている。親しい人から無農薬のをいただいている。▲まず主食は玄米だ。麹で玄米の甘酒をよくつくる。玄米を焙煎して、粉にして玄米コーヒーもつくる。▲主食の玄米は、8合まとめて炊いて冷凍保存している。乾燥大豆も一緒…

夏には甘酒がいい

きょうは玄米で甘酒を作った。酒粕を溶かしたやつじゃなくて、ちゃんと麹を発酵させている。▲作り方はかんたん。玄米をおかゆにして、乾燥麹を入れる。60℃に温める。電気炊飯器を保温にしておけど、4時間ほどで出来あがる。酒とはいうけど、アルコール分はま…

「画壇の仙人」と呼ばれた熊谷守一

友人のブログを見ておどろいた。こんな方がいたんだ。わたしが尊敬しているインドの聖者、ラマナ・マハリシのような優しい眼。。その顔じたいが最高の作品だと思う貧乏のどん底生活。次男の陽が肺炎に罹ったときも医者にみせることができず死なせてしまう。…

ほしかったら、家をあげるよと

いつも検診に来るガス屋さんから、「ほしかったら、家をあげるよという人がいる」という情報を得た。▲そこはすこし雨漏りしているらしいが、ロケーションは小高い山の上で、近くに川が流れて、見晴らし・風通し・日当たり良しのところ。近いうちに、見に行っ…

風船爆弾と風船おじさん

学徒動員で働いたというおばあちゃんから話を聞いた。なにをつくっていたかというと、「風船爆弾」。竹のひごにコンニャク糊で和紙を貼って気球をつくる。それに、水素を詰め、大気高層のジェット気流に乗せてアメリカ本土を攻撃しようというもの。当時の日…

死者のためのお経って、ある?

いまはお盆だ。お坊さんを日常見かける機会は少ないが、葬式と法事にはよく見かける。多くの人のお坊さんのイメージは、「死者の鎮魂、先祖の供養という務めをする人」。そして、仏教とは「死者のためのもの」と。でもね。もともと仏教って、そうなんだろう…

インドの遊行者たち

さきほどインドの聖者のことを書いたけど、インドを旅していてかれら(サドゥ=出家修行者)をスケッチしたもの。▲まあ、いろいろとんでもない人がいて楽しいこと、楽しいこと。レストランで食事していると、こういうじいさんが寄ってきて、ぼくの前で突然、…

インドの聖者にもいろいろ

インドで修行しているヒンドゥーの坊さんから、「こんな聖者が、実際にいたんだよ」という話を聞いた。▲実際に、南インドのケララ州にいたんだそうな。写真も見せてもらった。その聖者なる人は、なんと600年も生きていたというのだ。(インドでは、こういう…

雨が降りますね。ざんざんざか、と

雨が降りますね。ざんざか、と。気田川を見に行ったら、たいそう濁ってどうどうと流れていた。▲いい加減に草刈をしないと、うちの畑はジャングルみたいになってきている。▲ことしは大豆を植えようと思うけど、このあたりではみんなもう種まきは済んだみたい…

三笠宮のおはなし

心臓の手術を受けていた三笠宮の意識が戻られたというニュースに接して、宮様の思い出話を。▲数年前、あるパーティで宮様のお話を聞いたことがあった。知人の年配の女性がカレッジの理事長をしており、宮様はその集いの名誉顧問をされていたのだった。▲パー…

川根温泉の足湯で出会ったおじいちゃん

先日、川根温泉に出かけた。この山里から50キロ、車で1時間半くいらのところにある。露天風呂から大井川の流れと、鉄橋の上を蒸気機関車の走るのが見える。▲そこの道の駅に足湯があった。おじいちゃんたちが、数名、雑談していた。仲間に入れてもらう。この…

木造の小学校でコンサートは

来年の春にコンサートを企画しようかなあと思いついて、きょう友人のギタリストのちゃぼさんに相談してみた。▲ギターとオカリナを演奏して、唱歌、抒情歌をうたう。演奏者と聴衆が一体となって歌えるような集いがいい。▲野外コンサートがいいけれども、雨が…

「貧乏暇あり」の生き方が

親しい方の弟さんが急性ガンで亡くなった。経営者だったので、入院しても仕事に追いまくられて気の毒だったという。▲「そこへいくと、池谷さんみたいな暮らし方が、いいわねー」と言われた。どうも私は、いつも犬を連れて散歩していて、「いつ仕事しているの…

ノルディック・ウォークをはじめた

ノルディック・ウォーク用の2本のストックが届いた。近ごろ、二本のストックで歩いている人をよく街で見かけると思うけど、最初見たときは、転倒防止に杖をついているのかと思った。▲糖尿をわずらっている友人が、このウォーキングをしているというので、借…

こんな近くに別天地がある

まったく誰もいない。聞こえるのは水音と鳥の鳴き声、風の音だけ。▲わがやはエアコンがないので、日中、暑くなると川に行く。ここで沐浴して瞑想する。ランを自由に放して、あとは昼寝する。▲車で10分。こんな静寂をたのしめる場所が、まだいくつかあるよ。

野うさぎが跳び出してきてヘトヘト

うちのランは性格はおとなしいけど、甲斐犬(天然記念物)という猟犬なので、突然に狩猟本能が出てくる。▲この山里では、散歩していると、シカが飛び出してきたり、タヌキが出てくる。すると、猛烈なダッシュだ。すごい力で引っ張られるので、ぼくは頚椎捻挫…

山里なら年に100万円で暮らしていける

年収100万円暮らし。月に10万円以下の暮らし。▲都会じゃ、絶対にありえないけど、山里なら可能だ。ただしひとり暮らしの場合だけどね。この山里なら、一軒家で畑つきの家が借りられる。家賃は5千円〜1万円くらい。水道光熱費で2万円。野菜は畑を借りてつくれ…

間伐材でセルフビルドできる3坪

昨日、間伐材でセルフビルドできる3坪(10平米、6畳)住宅のことを書いた。なかなか雰囲気が伝わりにくいかと思って、その画像をアップした。▲わがやの近くにあって、時々お訪ねする。庭にはハゼの樹が植えられていて、涼やかな風が通る。ちゃんと給排水とト…

間伐材を使ったローコスト住宅プラン

この山里の仲間と、いろいろとビジネスプランを練っている。まあ、お金儲けするぞ! というよりは、異業種の組み合わせで、なにか楽しめないだろうか。そうして、地域が活気づくことはないだろうか、というノリでフリートークしている。▲そんな中で生まれた…