過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2009-07-18から1日間の記事一覧

マザーとの出会い(1)──そこにマザーはおられなかった

シスターに、「マザーにお会い出きますか」と聞けば、「マザーは、ミッショナリー・オブ・チャリティー(神の愛の宣教者会)におります。夕方のミサには、みなとともに祈られます」という。「そのミサに参加できますか」ときくと、「もちろんですとも」とい…

マザーとの出会い(2)──もっとも下座におられたマザー

ミサは続く。賛美歌を歌う。ふと何気なく後ろを振りむく。戸口のそばには、老婆のシスターがいた。歳の頃は八十過ぎだろうか。小さな体をさらに小さく丸く曲げ、額は絨毯につかんばかり。ひたすら祈りを捧げている。──シスターの場所は、あちらのはずなのに…

マザーとの出会い(3)──自分というランプの手入れをしなさい

マザー・テレサは言う。「小さい物事に誠実をつくすように。あなた方の力はそこにあるのですから。イエズスをはるか遠くに探しに行くことはありません。イエズスは彼方にいらっしゃるのではなく、あなたの中にいらっしゃいます。ランプの手入れをしなさい。…

マザーとの出会い(4)──ホンモノであるほどに

よくある宗教のリーダーのひとつの型として、信徒とはちがう豪華絢爛たる衣装を着け目立っている。そして、つねに立派そうに上座にいる。話すのも難しい専門用語を使うし、聖典とか難しい権威をもちだしてくる。ま、ローマ法王とだか、日本だと仏教界のえら…